大高山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
7名
健常者
11名
1
平成16年2月21日 大高山 合計 21名 会員外 障害者
1名
健常者
2名
  コースタイム:吾野(10:10)…前坂(11:15)…大高山(12:20,13:00)…天覚山(15:00,15:15)
         …東吾野(16:10)
天候:晴れ

 今日は、2月とは思えないぽかぽか陽気だ。電車の中では、暑くてフリースも来ていられない。
 吾野駅に下り立ち、声出しをする。今回は、初参加の方が6名いる。大学1年生から60歳代まで幅広い人たちが揃い、楽しい山行になりそうだ。

 吾野駅からの歩き出しがなかなか難しい。地図に書かれた道を探し出せず、線路沿いを西吾野側に歩き、踏切を渡って吾野駅の方に戻った。そして、道路脇のかなり低い位置にトンネルを発見。そうか、このトンネルをくぐってくることができたのだ。このトンネルは、国道299号線に一度でないと見つからなかったようだ。初参加のKさんと、道を探しながら来たが、ようやく納得。

 車道から登山道に入ると、しばらく急登が続く。下を見下ろすと、吾野駅がすぐ足下に見える。杉林の中を登っていくと、シジュウカラの声が私たちを迎えてくれる。ウグイスも今年はじめて、歌声を聞かせてくれた。ぽかぽか陽気に春を感じたのだろうか?
 ゆっくり登っていくと傾斜が落ち、前坂に到着する。そこから大高山までは、のんびりコースだと思ったが、以外とアップダウンがありきつく、大高山山頂直下では、両側が切れた岩場も出てきた。私が視覚障害者の人たちの通過のサポートに加わり、無事にクリア。そこを過ぎると、山頂はすぐだった。ただ、山頂も狭く、全員が腰を下ろすスペースもないため、少し先に行ったところで、昼食とする。腰を下ろそうとしたら、Tさんのザックが転げて落ちそうになり、ヒヤリとする。何とか木にぶつかって止まってくれた。

 大高山を過ぎてからもアップダウンが続く。今回は、技術、体力ともAランクということで、みなさんに案内していたが、Bに近いA+くらいのグレードだった。安心して参加したみなさんに、ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
 しかし、初参加のIさん、Kさん、Uさん、Tさん、KAさんもしっかりとサポートをしてくださっていて、とても頼もしい。

 何度もアップダウンを繰り返し、ようやく天覚山に到着。みなさん疲れていると思い、山頂はパスして沢コース下降路の入り口の広場で休憩する。沢コースは、急なジグザグで始まる。滑りやすいところもあり、みんな慎重に下る。ようやく傾斜も落ち、林道の脇を下るようになる。チッチッとホオジロが何羽も木々の間を飛び交っていた。
 麓の家では、フクジュソウが咲き、鉢植えの梅やサクラソウの仲間が咲いていた。今日のぽかぽか陽気は、これからの春植物の花たちへの思いを膨らませてくれるに十分だった。

記:網干

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