湯ノ丸山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
6名
健常者
13名
1
平成16年8月21日〜22日 湯ノ丸山 合計20名 会員外 障害者
1名
健常者
0名
  コースタイム:8/21 地蔵峠(12:40)…湯ノ丸山(14:30,14:40)…
             烏帽子岳とのコル(15:20,15:30)…地蔵峠(16:30)
         8/22 地蔵峠(9:00)…見晴岳(10:40,11:00)…三方ヶ峰(11:30,12:00)…
             兎平(13:05,13:10)…地蔵峠(14:20)
天候:
8/21 曇り(霧)、8/21 曇り一時雨

★8月21日
 池袋から高速バスで、東部湯ノ丸で下車し、今日泊まるロッジの方に迎えに来ていただく。ロッジについて昼食を取らせていただき、曇り空の中を出発する。

 少し傾斜があるが、スキー場を登っていく。日当たりの良いスキー場は、いろんな花が咲いている。ワレモコウやアザミ、マツムシソウなど次々に現れてくれる。久しぶりに山に登る人もいるので、ゆっくりゆっくり登っていく。振り返ると、篭ノ登山が見える。リフトの上まで行くと、しばらく平坦な道が続き、つつじ平が右手に見える。今は咲いていないが、多くの株があるので、最盛期には素晴らしい景色が見られるのではないだろうか?
 行く手には、湯ノ丸山が見えていたが、すでにガスに巻かれて見えなくなった。しかし、とぎれることなく続く、高山植物を楽しみながら登る。ヤナギランやアキノキリンソウ、山頂付近になるとイワインチンが増えてくる。岩の多くなった登山道を登り、何度か山頂かなと思われる所でだまされたが、14時30分に湯ノ丸山山頂に到着。残念ながらガスで何も見えない。記念写真を撮影して、早々に下山にかかる。滑りやすい道に、みなさん神経を使って下ってくる。下り着いた烏帽子岳とのコルは、ヤナギランがたくさん咲いて美しかった。

 傾斜のなくなったトラバース道を歩き、キャンプ場を過ぎ、地蔵峠に到着。湯ノ丸ロッジから休暇村のお風呂まで送っていただき、汗を流す。ロッジに戻って、楽しい食事と宴会の始まりです。

★8月22日
 今日も、雲が多いながらも、昨日よりは雲が薄そうでした。ゆっくりとロッジを出発して、見晴岳を目指します。途中、展望の良いところで、北アルプスの穂高連峰が見えました。しかし、遠くの山の展望は、ここまででした。また、雲の中に入り、視界の利かない中を歩きます。岩が出始めた頃、見晴岳に到着です。ここには、テレビのアンテナでしょうか? 大きなアンテナが立っています。少し休憩して、下りにかかると、コマクサの咲く場所を保護する柵がありました。柵の中を見てみると、ほとんどのコマクサが花を落としていましたが、まだ3株ほどが花を付けてくれていました。

 アザミやワレモコウの咲く道を下り、三方ヶ岳まで行って昼食にします。遠くの展望はありませんが、池ノ平の湿原が見える良い場所でした。そして、いよいよ池ノ平に下ります。早速、ヤナギランの群落が現れました。行き止まりになっていますが、鏡池の方に立ち寄ってみます。静かな湖面は、周囲の山を映していました。
 そこから一旦戻って、池ノ平の湿原を一周します。ワレモコウやアザミ、マツムシソウ、ミネウスユキソウ、アキノキリンソウなどの群落が次々に現れ、目を楽しませてくれます。大きな岩がいくつも顔を出した日本庭園風のところを過ぎ、兎平への道に近づく頃、ヤナギランの大群落が待っていてくれました。ピンクに染まったその一面は、あまりにも華やかで見とれてしまいます。記念写真を撮ったりしながら、その美しさを心ゆくまで楽しみます。
 池ノ平を後にして、クマザサの道を兎平に向かいます。兎平からは、車道を避け、山道を地蔵峠目指して下ります。ポツポツ来ていた雨は、この頃から連続して降るようになりました。でも、樹林帯に入っていたため、あまり苦にならず、そのまま歩いて、地蔵峠のロッジに着きました。40種類のソフトクリームを売っている店があったので、ソフトクリームを食べたい人たちは、そちらに道草に行きました。ロッジに帰ると、またコーヒーやお茶をいただき、ホッと一息つくことができました。そのあと、ロッジの車で湯楽里館(ゆらりかん)まで送っていただき、風呂に入ってさっぱりし、また高速バスのバス停まで送っていただき、池袋に向けて帰路につきました。湯ノ丸ロッジの方には、本当にお世話になりました。

記:網干

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