富山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
3名
健常者
7名
1
平成16年11月20日 富山 合計 11名 会員外 障害者
0名
健常者
1名
  コースタイム:岩井駅(9:50)…福満寺(10:30,10:40)…富山南峰(12:10,12:20)…
         富山北峰(12:35,13:20)…伏姫ノ籠窟(14:20,14:30)…岩婦温泉(15:10)
天候:快晴

 千葉駅から内房線に乗り換え、岩井駅まで約2時間の長旅だ。車窓から、真っ白な雪を抱いた富士山が見えた。

 岩井駅に降り立ち、出発の準備をする。地元の人が、今の時期はまだ蛇が出るから注意をした方がよいとアドバイスしてくれる。11月も下旬なのにまだ蛇が出るのかなと疑っていたが、山道にかかったところで蛇に出会い、アドバイスが正しかったことに驚く。

 車道を歩いていると、左手の木の上にモズが「キキキ・・・」と高鳴きをしている。様子をビデオに収め、その場で確認しあう。道路脇には、スイセンが咲き、椿も咲いている。福満寺から登山道に入る。こちらからの道は表参道だ。急な登りを過ぎると少し下り坂となり、そこが五合目だ。ここからさらに急になるが、その手前にスイセンのお花畑があった。花を付けているのは少ないが、いくつかきれいな花を付けていた。

 急な階段を上っていると、ボーイスカウトの人たちが元気に追い越していった。こちらはゆっくり登る。登り着いたところが、南峰だ。滑りやすい石段を上がると観音堂が立っている。周囲には、インパチェンスという栽培品種の花が一面に咲いて美しい。

 南峰から少し下り、北峰で昼食とする。北峰は素晴らしい見晴しだ。富士山はもやに隠れて見えないが、東京湾の入口に近い海が広がり、館山湾はきらきらと光り輝いていた。昼食をすませ、南峰とのコルで、トイレタイム。皇太子ご夫妻は、ここまで車で来て、北峰を往復したらしい。

 ここから裏参道の道を下る。一カ所滑りやすい階段があったが、難なく下り、コンクリートの道に出る。周囲の尾根の紅葉を楽しみながら、空を見上げると鰯雲が広がっていた。さらにロール状の波状雲が流れ、かぎ状の巻雲も広がって、上空高いところにできる雲たちが、青空のキャンパスに思い思いに絵を描いているようだ。

 途中、伏姫ノ籠窟に立ち寄り、岩婦温泉に向かう。伏姫荘で温泉に入り、お願いしたら、駅まで車で送ってもらえた。伏姫荘の方は、市の障害者の支援もしているそうだ。小春日和の中で、南総里見八犬伝ゆかりの地を楽しむことができました。

記:網干

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