荒神山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
6名
健常者
8名
1
平成17年11月13日 荒神山 合計 19名 会員外 障害者
0名
健常者
5名
  コースタイム:水沼駅(10:45)…消化器のある分岐(11:10)…広場(12:15)…
         荒神山(12:20,12:25)…展望台(12:30,13:20)…水沼駅(14:20)
天候:
快晴

 浅草から特急りょうもう号で相老に行き、相老からわたらせ渓谷鉄道で水沼駅に行くが、わたらせ渓谷鉄道の電車が着いて、みんなビックリ。たった1両しかない車両はすでに超満員。この中に、さらに50人以上が入ろうというのだ。駅員さんは、1時間後の電車は3両で来るので、それまで待ってくださいというが、それは困ります。ほとんどの乗客が必死になって乗り込みました。都会の通勤ラッシュさながらで、ぎゅうぎゅう詰めに押し込まれて出発です。車掌さんは、迷惑をおかけしますと言いつつも、「運転手も苦労しています」、さらに「わたらせ渓谷鉄道は赤字ですので、列車は増結できません」だって。のどかなローカル線らしい一こまに、みんな疲れながらも爆笑。

 水沼駅でN先生と合流し、声出しをして出発。駅の裏にあるこんもりした山が荒神山だ。車に注意して車道を歩き、五月橋で渡良瀬川を渡り、近道を探す。全く指導標がなかったが、車を降りた方に聞いて、ルートを確認する。
 コンクリートの急な道を登り、車道に合流。そこからハイキング道の案内板のところで休憩し、少し車道を歩いてから登山道に入っていく。

 しばらくは杉の植林帯を歩く。途中、樹林が切れたところから、赤城山や袈裟丸山がよく見えた。学生さん達にもサポートしてもらい、ジグザグの道をぐんぐん登っていく。展望台への分岐を左に進む。次第に登山道は狭くなり、片側の急な斜面に落ちないように気を使いながら登っていく。学生さん達もしっかりとサポートして心強い。

 植林帯がまばらになり、雑木林になる頃、日が当たってきた。これは山頂が近い証拠だ。ほどなく広場につき、そこから山頂を往復する。山頂は、狭く展望もないため、予定どおり展望台でお昼にすることにする。

 広場に戻って、コンクリートの道を展望台に向けて歩き始めたら、どこかで見た人が登ってくる。あれ、「Sさんじゃないの〜」ビックリしつつも、視覚障害者のAさんに誰か当ててもらう。みんな驚きと喜びで、一緒に歩いて展望台でゆっくりとお昼にする。
 展望台は、すばらしい見晴だった。赤城山と袈裟丸山、さらに袈裟丸山の右脇に白い雪を抱いた山が見える。地図で確認したら、日光の男体山だろうということになる。

 展望台からは、緩やかで快適な道を下る。軽やかに下ることができ、あっという間に、登りの道と合流し、車道に出た。水沼駅で、温泉に入り、予定より1本早いトロッコ号に乗って相老に向かった。
 紅葉は、まだ始まったばかりの感じで、今ひとつでしたが、楽しい交流を図れた1日でした。

記:網干

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