源治郎沢右俣山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
0名
健常者
4名
1
平成17年6月26日 源治郎沢右俣(丹沢) 合計 4名 会員外 障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:戸沢(9:50)…源治郎沢出合(10:05)…F4(10:45)…二俣(11:15)…
         F6下(11:50,12:25)…F10上(13:00,13:05)…花立山荘(14:05,14:15)…
         堀山の家(14:40,15:00)…戸沢(16:00)
天候:
晴れ

 渋沢駅でHさんの車に乗せてもらい、大倉でAさんと合流して、Hさんの車で戸沢まで入ってもらう。歩いたら1時間以上かかるところを車で送っていただいたおかげで、時間を大幅に短縮でき、感謝の気持ちで一杯です。

 戸沢で足ごしらえなどを済ませ、源治郎沢に向かいます。書策新道を少し歩き、堰堤の上で源治郎沢に下り立ちます。最初の4m滝を水流の左側から快適に登る。

 続いて現れる5m、3m、5mの連続する滝をここも快適に登る。最後の5m滝はF2だったが、水流の右側を登った。ただ、少し滑りやすいので注意を要する。

 続いて現れる3段10mの滝は、ザイルを出し、Aさんにトップで登ってもらう。続いて私もトップで登り、NさんとHさんに続いてもらう。

 その後も現れる小さな滝を気持ちよく越えると、F4が現れた。水流が二手に分かれて落ちてくる滝で、左側のカンテ状の乾いた岩を登る。上部の大きな岩を右に回り込むところが悪そうに見えたが、以外と簡単に越えられた。ここもザイルを出して突破。

 二俣を過ぎて現れたF5は、6mの滝であろうか、左右どちらにもルートが取れそうで、先行パーティーが右側を登っていたので、私たちは左壁を登ることにする。こちらは、ハーケンにシュリンゲがぶら下がっている。まずはHさんにトップで登ってもらう。続いて私が登るが、見た目より垂直で、岩も滑りやすく手強かった。ぶら下がったシュリンゲを使って、A0で登る。ここも、ロープを出して全員クリア。

 そろそろ水量が乏しくなってきたので、水が涸れる前に昼食にする。休憩していると、クロツグミの声だろうか、リズミカルな声が近くで聞こえた。ツツドリやヒガラの歌声も聞こえる。遠くの樹木の花にアサギマダラがひらひら舞いながら蜜を求めていた。

 登り始めるとすぐにF6が現れた。この付近からチムニー状の滝が続くのだろうか。すでに水は涸れているが、見た目より難しい滝だった。だが、ザイルは使わず快適に越えていく。
 最後のチョックストンの滝は滑りやすくなかなか手強かったが、左側の壁に残置されたシュリンゲを使って登る。ここを過ぎて、小さな滝を越えると、草付きに踏み後が現れる。いくつかの踏み後ができているが、どれも稜線に向かっているようだ。最後に岩峰のようなところを登ると、見晴しが良くなり、三ノ塔がよく見えた。そこからさらに踏み後をたどると、大倉尾根の登山道に出た。私たちは間違って花立が上にあるものと思い、登ってみたが間違いだった。下の方に青い屋根があり引き返す。山荘まで休憩し、Nさんが寄りたいという堀山の家に下る。ここは、ほとんどボランティアのみなさんで運営されているようだ。小屋の前に缶ジュースがあり、1本100円でどうぞと書いてある。下界よりも安いので、みんなで買って喉を潤す。
 ここからは、流れの沢を下る。堀山の家の水場に下るルートを使わせてもらい、ぐんぐん高度を下げる。沢の降りて、美味しい水を飲み、ゴーロ状の沢を下る。途中、滑り落ちそうな嫌なところをだましながら下り、最後の滝は懸垂下降で下った。堰堤を二つほど下ると、戸沢の駐車場に着いた。

記:網干

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