富士山雪上訓練報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
0名
健常者
4名
1
平成17年11月26日〜27日 富士山 合計 4名 会員外 障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:
11/26 五合目(13:00)…六合目(13:45)…七合目まで往復
11/27 六合目安全指導センター(5:05)…七合目(6:00,6:25)…八合目太子館(8:00)…
     本八合目トモエ館(10:00,10:10)…御来光館(10:30)…富士山久須志神社
     (11:55,12:05)…本八合(12:50)…六合目(15:10,16:00)…五合目(16:30)
天候:
11/26 曇り
11/27 快晴
    一時霧

★11月26日
 高速バスで河口湖駅に着くと、Aさんが車で来ていたで、乗せていただき、五合目まで行く。五合目では、まだ土産物店やレストランが経営をしていた。

 五合目からお中道を佐藤小屋方面に行き、最初の分岐で上に登ることにする。このコースを行くと六角堂に行かれると思ったが、その上の安全指導センターの前に出たので、ここでテントを張ることにする。

 テント設営後、七合目付近まで様子を見に行くが、ほとんど雪がなく雪上訓練にならないため、今回は山頂を目指すことにする。

★11月27日
 4時少し前に起床し、5時過ぎに出発する。空は満天の星空だ。天の川が流れ、オリオンや北斗七星が美しい。今朝は、水筒の水が凍るほど冷え込んだ。ゆっくりと七合目を目指す。山頂に向かうパーティーも、何パーティーかいるようだ。

 七合目でアイゼンを付ける。七合目を出ると、すぐに御来光が姿を現した。今日の御来光は、ひときわ大きく見えた。ここからは、次々に小屋が現れる。Aさんは、アイゼンの調子が悪く、時間をかけて補修をしていたが、あっという間に追いついてきた。朝、頭が痛いといっていたHさんと、単調な登りが苦手のNさんは、かなり辛そうに登っている。

 これより八合目と書いた看板の上にある太子館で、先を目指すかどうか考えたが、もう少し行ってみることにする。本八合目のトモエ館で、Hさんは待つことにする。Nさんは、バテバテだが、山頂を目指してみることにして、ザイルで繋ぎあって出発する。

 幾分調子の戻ったNさんだが、最後の小屋、御来光館を過ぎたあたりから、Nさんの足取りが極めて重くなる。ただ、下りになれば、すぐに元気になることを知っているため、Aさんが励ましながら登る。傾斜はかなり急になってきた。スリップは許されないが、ザイルで繋ぎあっているため、安心して登る。

 苦しみながらも最後の鳥居をくぐって、山頂に着いた。抜きつ抜かれつした女性2人のパーティーとお互いに写真を取り合う。固く閉ざされた売店の通路を通り、お釜と剣ヶ峰が見えるところまで行き、記念写真を撮る。積雪は、非常に少なく感じた。

 下でHさんが待っているため、早々に山頂を後にする。ザイルで繋ぎあっていたが、下りはアイゼンをしっかり利かせて、快適に下りていく。山頂から40分ほどで本八合の小屋に着いたが、Hさんは寒さに耐えかねて、すでに下山していた。

 快調だった足取りも、疲れから次第に重くなり、ゆっくりと下る。七合目のアイゼンを付けたところで、Hさんと合流した。ここから私とHさんで少し急ぎ、テントの撤収を行う。影富士が裾野に長く伸びていた。

記:網干

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