大黒茂谷山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
1名
健常者
2名
1
平成18年4月30日 大黒茂谷 合計 4名 会員外 障害者
0名
健常者
1名
  コースタイム:大黒茂谷出合(8:00)・入渓…1430m付近(昼食、11:45,12:30)…
         F4手1 550m付(13:20)…仕事道(13:40,14:00)…1600m登山道
         稜線(14:20)…1637mピーク…1574mピーク…1100m付近大黒茂
         林道に向け、尾根下降…泉水谷(16:05)
天候:
晴れ

 4月29日。日和田で岩トレの練習に参加し、奥多摩駅に直行する。4人皆で、もえぎの湯で風呂につかり、夕食をとる。三条新橋の泉水谷林道入口駐車場に向かい、テントを張る。焚き火をし、例のごとく酒盛り。沢の水音を聞きながら寝る。

 4月30日。5時起床。焚き火を起こしなおし、朝食をとる。’無限’の山岳会の方達としばし談笑。
彼らも大黒茂谷との事。テン場を片付け、車で大黒茂へ向かう。

  8時に入渓。出合の巨石帯にて、釣り師が先行している。挨拶をし、彼の釣りの邪魔をしないよう
巨石帯は大きくたか巻く。堰堤は右側を登り、懸垂下降の練習をし川床に降りる。なんと、誰かさんエイト環を持ってきていないとの事。私はATCで降りる事にして、懸垂下降の確認をそれぞれしながら練習する。3m〜5mの滝、ゴーロ、ナメと出てくるが問題ない。このあたりの標高だとまだ芽吹きの季節、朝のやわらかい陽射し、小鳥のさえずりの中楽しく進む。Kちゃんは、岩と岩の遠近などがつかみずらそう。Nさん、Yさんのサポートで頑張っている。

 途中にナメ滝、五月雨のような滝、数段に棚になった滝などがあり、美しい。流入する枝沢を確認し
現在地を確認しながら進む。ザイルで確保したのは、6mナメ滝のみで快適に遡行していく。

 ここで、注意点1、ルート集の遡行図ばかり頼りにいくと、現在地があいまいになりますよ。地形図で枝沢をチェック、あくまでもルート集は補助。

 1430m付近で昼食とする。昼食後30分ほど昼寝をしてしまう。目を開けると、皆さん出発の体制
、お待たせしてスミマセン。時間的に余裕がないので、F4の12m滝を見て遡行終了ということで進む。 2回目の仕事道の橋が横切るあたりで、遠くに、白く氷の張った滝が見える。これがF4の滝。
1550m付近まで遡行し、この滝を見物して、第二の仕事道の橋にもどり遡行終了とする。

 沢靴を登山靴に履き替え下山に移る。下山のルートは、この橋より左岸の仕事道(所々、廃道化している)を伝い大黒茂林道で入渓点に戻る予定であった。

 が・・・・・・・・・。なんとこの後、道迷い尾根下降となり、探検、冒険のようなスリリングな体験をした。
ルートは、上記の1600m登山道以降から。注意点2、慌てない、腹をくくる、冷静になる。ゆっきりとたばこを吸う。

 皆様、多少ビビッていましたが、大黒茂谷を右手に、大菩薩を南に観ながら、尾根を進めば出発点に戻れると確信していたので、進む。無事下山と相成りました。終わってみれば、皆様大満足の様子
。この予定外の尾根下降があったお陰で、印象に強く残る山行となったようです。

記:平野

2006年度活動報告(個人山行)に戻る