今回は、友愛みどり園から２名の知的障害者の方が参加してくださった。
　臼井駅に全員集合し、線路沿いを歩き始める。印旛沼至る途中で、長島茂雄さんが通った臼井小学校の前を通る。長島さんは、この近くにお住まいだった。

　田園風景の中を歩き、印旛沼の畔に出る。ここからは畔をサイクリング道路に沿って歩く。葦の穂が真っ白に垂れ下がっている。障害を持つＯさんが、疲れ始め、時々うずくまる。ご両親と共に「もうすぐ風車でお昼を食べるよ」と励ましながら、頑張ってもらう。もう一人のＮさんは、すこぶる元気で、ペースが上がっている。ダイサギやコサギなどの野鳥を見ながらゆっくり歩き、風車のある佐倉ふるさと広場で昼食とする。

　ふるさと広場でトイレなどを済ませてから、鹿島川沿いを佐倉駅に向けて歩く。途中、送電線に止まったチョウゲンポウを発見。Ｍさんと私が持ってきた望遠鏡をセットして、みなさんに見ていただく。かなり遠かったものの、背中の縞模様がよく見えた。

　Ｏさんは、足がいたくなったのか何度も立ち止まったり、しゃがみ込んだりしたが、頑張って最後まで歩き通した。腕を組んで歩いていると、時折笑顔を見せてくれた。

　今日は、雲が広がってきたものの、時折日も差し、風もなく穏やかな一日でした。立教大学の学生さんにも参加していただき、みなさんお疲れさまでした。

記：網干