新宿から河口湖駅への高速バスは、渋滞もなく順調に走った。河口湖駅で全員集合し、バスを乗り換え、紅葉台入口で下車する。ここで、自己紹介をして林道を歩き始める。

　乗馬のできる牧場を過ぎ、万葉の歌碑からも林道を進んだ。ツリバナのかわいい実を写真に収める。今回は、立教の学生さんが６人参加した。一人だけ男性だったが、彼は登山をしているということで心強い。学生さんたちに、交替でサポートを体験してもらう。

　林道から登山道に入り、急な階段を登ると、レストハウスに到着した。高速バスの中からは富士山が見えたが、すでにここからは見えなくなっていた。それでも樹海や大室山などの展望はあった。
　ここから登山道を歩くと、すぐに三湖台に着いた。ここは、最高の展望台だ。富士山は見えなかったが、足ものと西湖とその上の十二ヶ岳、鬼岳、王岳の山々や、本栖湖、その左の竜ヶ岳、裾に広がる樹海など、雲が厚かったが、よく見えた。ここから足和田山まではかなり時間がかかるので、ここで昼食とする。

　三湖台からは、広い道を巻き気味に進む。サラシナショウマやトリカブトが咲き楽しませてくれる。マムシグサも真っ赤な実を付けていた。すれ違った人が、山頂はすぐそこだと教えてくれた。そのとおり、山頂に到着。女子学生たちは、展望台に登って、はしゃいでいる。集合写真を撮って、下り始める。以外と急なところもあり、下りは力のある方にサポートしていただく。天神社に着いたところで、近いバス停に下りたいという意見が出たので、勝山まで歩くことを止め、大嵐に下山する。少し下るとすぐに民家のある舗装道路となり、あっという間にバス停に着いた。

　今回は、多くの方に参加していただき、ありがとうございました。富士山と青空は望めませんでしたが、一度も雨に降られず、楽しくのんびりと歩くことができたかなと思います。

記：網干