大桁山(鍬柄山)山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
1名
健常者
4名
1
平成19年11月8日 大桁山 合計 5名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:駐車場(10:30)…川後石峠(11:25-11:30)…大桁山(12:10-13:00)…
         やすらぎの森(14:10-14:25)…鍬柄山登山口(14:40
         鍬柄山往復 17:00)…千平駅(17:25)
天候:
快晴

 今日も素晴らしい天気に恵まれた。参加者は少人数なので、ゆっくりと楽しめそうだ。
 何もない千平駅にタクシーが待っていてくれた。タクシーに乗車し、登山口に向かうが、運転手さんもこの道は初めてらしい。登山口を少し過ぎたところで、その先がどうなっているか分からないので下車する。今日は、ここから先、千平駅に下るまで誰にも会わなかった。
 車道を歩き、やすらぎの森に立ち寄る。ものすごく赤くきれいに色づいた実がたわわに実った木があった。何という名前の木なのか分からず残念だ。
 車道に戻って、川後石峠に向かう。一部、登山道を歩いたが、ほとんどがコンクリートの車道だった。峠からもコンクリート道を歩く。落ち葉がたくさん積もっているが、まだこの付近は、紅葉には早いようだ。木の階段を登り、広い道を緩やかに下り、また階段を登って、山頂直下の尾根に飛び出した。この付近は、9月の台風の爪痕が大きいようで、倒木がかなり多い。それでも、一登りで山頂に飛び出した。
 山頂からは、素晴らしい展望が得られた。すぐ隣の妙義山や、西上州の山々、少し進むと、荒船山も見えた。また、近くには岩山の鹿岳(かなだけ)も見えている。Tさんはコンロで味噌田楽を温めて振る舞ってくださった。
 山頂を後にし、来た道を下るが、山らしい道を歩いていないので、物足りないという意見が出たため、鍬柄山に登ってみることにする。ここまで、予定時間を大幅に短縮しているため、鍬柄山に寄っても、予定の電車に乗れるだろうと思われた。
 登山口の駐車場に着き、ここから鍬柄山への登山道に入る。石尊大権現の付近には、イチョウの実がたくさん落ちていた。帰りに拾うことにする。途中でザックを置き、台風で倒れた倒木を回り込んで、尾根に出て、少し行ったところから、岩場の登りになる。私と視覚障害者のMさんは、ロープで結び合って登る。岩場の始まりから山頂の一画まで、ずっと鎖が付いていた。私はもしものことがないかと冷や冷やだが、みなさん、岩場を楽しんで登っている。途中にあったトラバースは、足場があまりよくなくて、もし落ちたら一巻の終わりのため、とにかく慎重に登ってもらう。山頂の一画に着き、山頂を目指すが、ここは鎖はなく、両側がスッパリと切れ落ちていて、慎重にサポートしながら進む。しかし、岩場が出てきたところで、引き返すことにする。Kさんも、ここの高度感には、足がすくんでいたようだ。
 問題は、来た道の下りだ。KさんとMZさんをロープで確保して、下ってもらう。続いて、Mさんを確保する。Tさんは、確保はいらないというので、Mさんの前を下ってもらって、足場を支持してもらう。そんなことを繰り返すが、KさんとMZさんは、トラバースのところ以外は、確保はいらないという。心配だったが、心強い。Mさんをサポートしながら、慎重に下り、16時30分頃、安全な場所に下り立った。
 帰りは、イチョウの実を拾って帰った。車道に出ても、誰にも会わない。今日は静かな山行だった。千平の駅について、MZさんとTさんが、酒屋さんを探しに行ったが見あたらず、引き返してきた。空には、カシオペアが見えていた。ホームズ彗星も見えていたかも知れない。

記:網干

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