第19回ふれあいハイキング(愛宕山・犬吠埼)報告
NO.
日付
場所
参加者
会員 障害者
4名
健常者
9名
1
平成21年3月28日 愛宕山・犬吠埼 合計 21名 会員外
(賛助員含む)
障害者
2名
健常者
6名
  コースタイム:犬吠駅(11:05)…愛宕山(11:30-12:30)…犬岩(13:05-13:20)…
         犬吠埼灯台(14:40-15:00)…犬吠駅(15:15)
天候:
曇り後晴れ

  銚子駅から銚子電鉄に乗り換え、犬吠駅で下車する。改札をでると、濡れせんべいのおいしそうな匂いがみんなを誘う。帰りに買うことにして、ここは我慢する。

 駅の外で自己紹介を済ませ、まずは満願寺に向かう。満願寺は、朱色や金色をたくさん使ったけばけばしいお寺だ。Mさんが言っていたが、このお寺はお坊さんが修行するようなお寺ではないだろうとのこと。確かに、修行するのに、派手な色は不似合いのように感じた。

 ここから登り坂となり、愛宕山に向かう。愛宕山の頂には、地球が丸く見える丘展望台がある。入場料を払って、展望台に上がる。周囲360度の展望があるが、その内の80%くらいが海だ。確かに水平線が丸いように見える。今日向かう犬吠埼灯台が間近に見え、遠くに屏風岩が見え、風力発電の風車もたくさん見える。

 ここでお昼を食べるのは寒いため、下のふれあい広場で食べようと思ったが、この展望台の2階の椅子を使って良いとのことだったので、ありがたくそこを使わせていただく。暖かくて、のんびりと昼食を食べることができた。

 ここから車道を下り、まずは渡海(とかい)神社の極相林を見に行く。極相林とは、自然のままに放置することで、自然のままに樹木や下草が育ち、非常に安定した状態になることだそうだ。ここの極相林は、数百年、手を加えていないとのこと。高木としてタブノキやスダジイ、低木としてアオキ、シロダモ、草本としてトベラ、ヤツデなどが多いそうだ。

 一つ利口になって、次の目的地、犬岩に向かう。民家の脇を通って、展望のよい草地にでる。犬岩を見るには、そこから右手に行って、ちょっとスリルのある高台から見下ろす。二つの耳を上げて、見ようによっては確かに犬に見えると思う。

 ここから次は、外川漁港の前の車道を歩いて、長崎鼻に向かう。長崎鼻では、浜辺に下りて岩の間に何かいないか探した。小さな巻き貝がいたが、何か採取している人に聞いたら、その巻き貝を採取しているとのこと。名前は知らないけど、食べることができるそうだ。

 長崎鼻から、もう一度車道に戻って、長崎海水浴場を通る。本来は、車道を行く予定だったが、砂浜の方が近いという話があり、砂浜を行ったが、これは失敗だった。砂浜と車道はコンクリートの壁で仕切られていて、上がることができない。木の階段を上がれば出られると思ったが、そこは犬吠埼観光ホテルの中に入るもので、通り抜けはできないという。そこをなんとか頼み込んで、通らせていただく。今度機会があったら、ぜひ犬吠埼観光ホテルに泊まりたいと思う。

 ホテルから少し行くと遊歩道となる。波打ち際を歩き、暗いトンネルを抜けて、階段を上がると犬吠埼灯台だ。ここで少々休憩して、予定の列車に間に合うように早足で歩き、何とか間に合った。犬吠埼は、「秋刀魚の歌」や「海辺の恋」で有名な佐藤春夫の「犬吠埼旅情のうた」の歌碑や高浜虚子の句碑などがあり、文学散歩も楽しめるところです。
 機会があったら、また来てみたいと思い、銚子電鉄の電車に乗り込んだ。

記:網干

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