第2回自然と親しむ子ども山登り教室(武甲山)山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
2名
健常者
12名
1
平成20年6月15日 武甲山 合計 16名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
2名
  コースタイム:一の鳥居(9:45)…十八丁目不動滝(10:30)…大杉の広場(11:20)…
         武甲山(12:20-13:00)…橋立鍾乳洞(15:50-16:10)…浦山口駅(16:20)
天候:
晴れ

 横瀬駅からタクシーに乗り、セメント工場などを見ながら、生川(うぶがわ)の登山口、一の鳥居まで入る。ここで、自己紹介と準備体操をしてから出発する。さすが奥武蔵を代表する山だけあって、登山者が多い。

 沢沿いの広い道を登り、一の鳥居の一丁目からどんどん丁目を稼いでいく。登山道に入り、杉林をしばらく登ると、不動滝が現れ、これが十八丁目だった。カッコウの仲間のジュウイチが、すぐ頭の上の木に止まって、大きな声で「ジュウイチ」と鳴いている。みんな目を凝らして探したが、残念ながら見つからず。
 尾根に飛び出すと、大杉の広場だ。大きな杉をみんなで手をつないで計ってみる。4人から5人くらいが手をつながないと一周できなかったようだ。

 ここからは傾斜も落ちて、登りやすくなる。ただ、K君が少し疲れてきたようだ。それでも、足下にたくさん落ちている石灰岩を拾おうとしている。この山は石灰岩の山なので、どこでも拾えるから帰りに拾うことにして、山頂まで頑張る。

 神社が見えてくると、山頂直下の分岐だった。ここで多くの人たちが休憩しているが、山頂の方が展望がよいだろうと、先に行って下見をする。みんなで休憩でいるスペースもあり、山頂での休憩することにする。山頂(第一展望台)からは、すばらしい展望が広がっている。足下の秩父市街が箱庭のようだ。霞んでいて、遠くまでは見えないが、気持ちの良い山頂で昼食にする。

 昼食後、第二展望台も見てみたが、ここはあまり展望が良くなく、狭いのでお勧めではない。展望台を後に下りはじめると、小型の鐘がぶら下がっていた。Hさんの叩いた音に誘われて、JちゃんとK君も突いてみた。小さくても、周囲に響く大きな音だった。

 大持山方面への分岐から、裏参道に入っていく。トラバース気味の登山道を慎重に子どもたちをサポートしながら下る。長者屋敷の頭は、ピークではなく、尾根と山腹の境目のようなところだった。ここからは、気持ちの良いなだらかな尾根となる。カラマツの新緑も美しい。

 気持ちの良いところで休憩した後、尾根から下る急なジグザグ道に入っていく。全盲のAさんたちは、ぐんぐん下っていく。Jちゃんも後を追って、Yさんと一緒に下っていった。

 沢の音が次第に近づき、長かったジグザグ道もようやく終わった。しばらく沢沿いの道を歩き、林道に出て休憩する。子どもたちとTさんは、快調なペースで歩いていく。橋立鍾乳洞の茶店で休憩する。ラムネなどをいただいていると、女将さんが漬け物を出してくださった。女将さんから名刺までいただき、また休憩だけでよいので、利用して欲しいとのこと。来る前に電話をもらえば、漬け物を準備してくださるそうだ。ありがたくいただき、浦山口に向かった。

記:網干

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