ドンデン山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
2名
健常者
14名
1
平成20年5月10日〜11日 ドンデン山 合計 16名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:5/11 ドンデン登山口(8:05)…十字路(10:00-10:20)…
         ドンデン山荘(11:05-11:15)…尻立山(11:35-12:10)…
         ドンデン池(12:30)…十字路(13:20-13:30)…ドンデン登山口(15:00)
天候:
5/10 曇り
5/11 曇り後晴れ

★5月10日
 小雨が降る中を東京駅から新幹線に乗り、新潟駅に向かう。この新幹線は、東京駅から新潟駅までノンストップだった。
 新潟駅からバスで新潟港に行き、そこからフェリーで両津港に向かう。曇り空で寒いが、雨は降っていない。2時間半をかけてのんびり行くフェリーの旅は、ジェットフォイルでは味わえない旅の情緒がある。船を追うカモメに餌をやる人たちもいた。
 港には、宿の方が迎えに来てくれていた。5年前にお世話になった親父さんは、3年ほど前に交通事故で亡くなってしまったそうだ。ご冥福をお祈り申し上げます。
 宿の方の温かいもてなしで、トキセンターを訪れ、夜は食べきれないほど多く、種類も豊富な美味しいごはんだった。

★5月11日
 朝食をいただいた後、ドンデン山の登山口までマイクロバスで送っていただく。曇り空だが、空は明るく雨の心配はなさそうだ。登山口で下ろしていただき、アオネバ渓谷を歩き始める。早速、ニリンソウが出迎えてくれるが、まだ花の数は多くない。シャガやオオイワカガミが現れる。空は曇り空だが、青空もちらほら見え始める。次第に日が差しはじめ、林の中が明るくなる。オオルリやツツドリの声も聞こえた。
 ホウチャクソウやタチツボスミレ、ヒトリシズカなどが見られ始めたが、お目当てのシラネアオイはまだ見られない。というよりも、すでに花が終わっているものが見られた。今年は温かくて花の咲くのが早かったのかなと心配になったが、ちらほらとシラネアオイの花が見られ始めた。良かったと思っていると、次々に現れ始める。そのうち、どこを向いてもシラネアオイが目に入ってくるようになる。エンレイソウやザゼンソウも咲いている。シラネアオイとニリンソウは、とぎれることなく咲いている。傾斜が落ち、緑が一層鮮やかになってくると、十字路(アオネバ峠)に到着する。ここは広いので、腰を下ろして休憩とする。この付近からカタクリの花も見られ始めた。キクザキイチゲも咲いている。

 尾根の広い道を歩き、途中から舗装道路に出た。道路の脇には残雪も残っている。道路からは、金北山方面の展望がすばらしい。空はすっかり晴れ上がって、海も見えるようになった。ドンデン山荘で、トイレを済ませ、テレビ中継塔のある最初のピークを越え、尻立山に向かう。タムシバの白い花がきれいに咲いている。
 草原状のところでは、キジムシロが黄色い花を無数に咲かせ、目立たない白色でアマナもたくさん咲いている。尻立山に着いたが山頂は風が強くて寒いので、風の当たらない日当たりの良いところで、昼食とする。今回も、Mさんがお湯を沸かして、みなさんにコーヒーを振る舞ってくださった。暖かなコーヒーがとても美味しかった。

 尻立山からは、気持ちの良い広い稜線を歩きドンデン池に向かう。行く手には金剛山が見え、右手には真っ青な日本海が広がる。左手には金北山が見え、すばらしいシチュエーションだ。
 ドンデン池を見た後、山腹を巻き気味に十字路に戻る。カタクリが咲き乱れるところを過ぎ、林道を歩いていると、小さなオオミスミソウを見つけた。花の時期はそろそろ終わりだが、見つけた花はきれいに咲いていた。
 十字路からは、待ち合わせの時間を考慮して、休憩せずに来た道を下った。朝は、あまり花が開いていなかったニリンソウは、日を浴びて、みんな開いている。15時ちょうどに登山口に着き、宿の方から港まで車で運んでいただく。

 帰りは、ジェットフォイルで新潟港に向かう。真っ青な海を1時間で運んでくれる。波の上をカモメが滑るように飛んでいた。

記:網干

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