鐘撞堂山個人山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
2名
健常者
9名
1
平成22年3月27日 鐘撞堂山 合計 13名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
2名
  コースタイム:波久礼駅(9:55)…少林寺(10:35-10:40)…羅漢山(11:00-11:05)…
         鐘撞堂山(13:05-13:45)…寄居駅(15:10)
天候:
快晴

 25日に予定していた鐘撞堂山が雨で中止となったため、個人山行として本日、土曜日に実施した。

 池袋を出る頃はまだ雲が多かったものの、小川町付近からはすっきりと晴れ上がってきた。東武線の車窓から、遠く赤城山や上越の白い山々が望まれた。

 波久礼駅で電車を下り、自己紹介をしたあと、出発する。周囲は春の雰囲気が満ちあふれている。セグロセキレイが電線でさえずり、エナガが民家の庭の木々を飛び交っている。足下には、ホトケノザやヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリなどが咲き、ハクモクレンなど木々の花も満開だ。モンシロチョウは花から花へと舞い、まさに春爛漫。

 曹洞宗の禅寺、少林寺に着き、少し休憩したあと、羅漢山へと向かう。早速、いろんな姿をした羅漢さんが現れる。春の日を浴び、気持ちよさそうな羅漢さんや、眠いのか、それとも何か悩んでいるのか立てた膝に顔を埋めている羅漢さんもいる。ほおかむりをした羅漢さんなど、いろんな表情がおもしろい。

 登山道沿いに並んだ五百羅漢を見ながら登っていくと、羅漢山の山頂に到着する。ここに祭られているのは、本尊の文殊菩薩のようだ。

 休憩のあとは、少し急な階段を円良田湖に向けて下る。円良田湖のどちら側を通ろうかと思ったが、右側の道路を行くことにした。カタクリの群生地が見つからなかったので、左側を歩いた方が良かったのかも知れない。しかし、道路脇の斜面には、オカスミレやタチツボスミレが咲いていて、楽しませてくれた。

 あんずの里のあんずは、まだ咲き始めだった。ここからは、私の持っている2008年版の昭文社の地図には道があるものの、Yさんが持っている2005年版にはみちが載っていない。道標もなく、少し心配だったが、特産センターを過ぎたところで右に折れ、ゴルフ場への道を右に分けて、「この先、通り抜けできません」という看板のある左の道を進んだ。

 車道から登山道になるところで休憩していると、脇の桑畑でKさんはじめ何人かの人たちがふきのとうを取っていた。登山道を登っていくと、先頭を歩いていたYさんたちが待っていて「右か左か」と聞くので、私はてっきりすぐそこに山頂があると思い、躊躇なく右と答えた。しかし、少し登ると、その先には、そこより高そうなところがなく、逆に谷を隔てた左側に高い山が見えるため、これは違うなと思い、引き返し、登ってきた人に聞いたら、鐘撞堂山は反対側を進むとのことだった。

 5分ほどロスをしたが、すぐに引き返し、正しい道を進む。山頂直下には、カタクリが咲いていた。クサボケもきれいな赤い花を付けている。山頂で、40分ほど休み、ゆっくりする。東京方面や赤城山方面も見えていた。山頂の付近には、カタクリが咲いていて、写真を撮ったり絵を描いたりして楽しんだ。

 記念写真のあと、大正池に向かって下ろうと思い、来た道を少し戻って急な階段を下ったが、どうもおかしいと思い地図を見直したが、この道は谷津池に向かう道で大正池に行かないため、山頂に引き返す。山頂付近には地図にない道が多く、間違いやすいので、注意が必要だ。人に聞いたあと、標識に沿って下ることにしたが、それも何となく半信半疑だった。しかし、少し下りたところで、大正池方面の分岐があったため、これで確信が持てた。

 下っていくと竹林が現れる。多くの竹が倒れて折れているため、下で竹炭などを作っている方に聞いたら、先日の雪で倒れたらしい。この付近は28センチ積もったそうだ。

 道は次第に広い林道となり、大正池に向かう。大正池の畔にあった、鳥の聞きなしを書いた看板で、ヒバリの「日一歩、日一歩、利取る、利取る」などを覚えて車道を歩く。

 道に迷ったりしたが、予定よりも20分ほど早く寄居駅に着いた。駅で、カンポの宿に立ち寄るというFさんご兄弟と別れ、他のメンバーは、東武線の電車に乗り込んだ。

記:網干

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