富士山御中道山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
4名
健常者
16名
1
平成21年7月12日 富士山 合計 21名 会員外
(賛助員含む)
障害者
1名
健常者
0名
  コースタイム:五合目(10:05)…御庭(11:20)…奥庭(11:50-13:30)…三合目(15:05) 天候:
晴れ

 梅雨の真っ最中で、予報もコロコロ変わり、天気が心配されたが、予想以上に良い天気に恵まれ、展望や高山植物を楽しめた。

 河口湖から富士山が見えたが、山頂は雲に隠れている。しかし、天気はまずまずだ。河口湖からタクシーに分乗して五合目まで行く。

 五合目でトイレなどを済ませ、御中道を歩きはじめる。最初は、樹林帯だ。足下にはマイヅルソウなどが咲いている。さらに行くと、ハクサンシャクナゲが咲き、コケモモやベニバナイチヤクソウも咲いている。この3種の花は、今回、たっぷりと見ることができた。

 ルリビタキやメボソムシクイの声を聞きながら歩いていると、展望の良いところに飛び出した。南アルプスの赤石山脈が目の前に広がる。北岳や赤石荒川三山などの高山は、山頂を雲に隠していたが、甲斐駒や仙丈岳、塩見岳、聖岳などは山頂も見えていた。雲の間に間に山々が浮かび、青空も見えて、とても気持ちの良い展望だ。今回は、山頂がないので、展望の良いところで、南アルプスをバックに記念写真を撮る。

 カラマツの松ぼっくりや稚樹などを楽しみながら、歩いていくと、寄生火山のところに出る。荒廃した御庭山荘を通り過ぎ、少し行くと下降にかかる。御庭で昼食の予定だったが、予定よりも早いため、奥庭でたっぷりと時間を取って、昼食にすることにした。

 スバルラインを横切り、少し下ると奥庭だった。ここには、野鳥たちが水浴びに集まる水場があるため、いつも野鳥写真を撮る人たちが望遠レンズで構えている。そこを通り過ぎ、小さな広場で昼食にする。

 昼食後は、遊歩道を散歩する人たちと、野鳥を見る人たちに別れてゆっくりする。水場には、ウソ、ヒガラ、ルリビタキが代わる代わる訪れていた。

 三合目へは水場の脇を通って下っていく。整備された今までの道と全く違って、完全な山道だ。しかも、倒木が多い。標準タイム1時間のところを高速バスの出発まで45分の余裕を見て出発したのだが、だんだん余裕がなくなってきた。

 精進口登山道との合流点に、高速バス発車の20分前に到着。御庭の売店の方に、ここは真っ直ぐ行くようにと言われてきたが、真っ直ぐの道は進入禁止の標識があったため、先頭は右側に行ってしまったが、すぐに引き返してもらい、真っ直ぐの道を行く。

 ここから、道が歩きやすくなったことでペースも上がり、バスの出発時間5分前に3合目バス停に到着した。何もない3合目で1時間近く待つのは申し訳ないと思い、奥庭でゆっくりしたが、結果は失敗だった。

 また、今回は、新宿から五合目に直接行く高速バスが満員だったため、全員に連絡したと思ったが、Sさん親子が聞いていなかったということで、これも失敗だった。今後の反省事項にしたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

記:網干

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