黒岳山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
3名
健常者
6名
1
平成21年9月13日 黒岳 合計 10名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
1名
  コースタイム:湯ノ沢峠登山口(9:45)…湯ノ沢峠(10:45-11:00)…白谷丸(12:00-12:20)
         …黒岳(12:45-12:50)…湯ノ沢峠(13:50-14:10)…湯ノ沢峠登山口
         (15:05-15:10)…やまと天目温泉(16:10)
天候:
快晴

 昨晩、大雨が降ったが、雨も上がってさわやかになりそうな朝だった。

 甲斐大和駅に降り立ち、現地集合の人たちと合流する。予約したタクシーに乗り込み、湯ノ沢峠登山口に向かう。雲の多かった空も、次第に青空が広がりはじめた。

 まずは林道から焼山沢沿いに登っていく。サンヨウブシかと思うが、トリカブトの仲間が、たくさん咲いている。サンヨウブシは、トリカブトの仲間ではめずらしく無毒だそうだ。ただ、本当にサンヨウブシかどうかは分からない。

 沢を5回ほど渡り、足下に注意しながら登っていく。レイジンソウに似た小さなトリカブトの仲間は、アズマレイジンソウだろうか? とにかく、トリカブトの仲間が多い。サラシナショウマも咲いていた。

 湯ノ沢峠について、トイレを済ます。峠からは、急登が続く。しかも、笹藪で、所々頭よりも高い。そこを抜けると、白ザレのところに出る。ここはなかなか展望がよい。富士山も見えてきた。白ザレを過ぎ、少し登って樹林が切れたところからは、南アルプスがよく見えるところに出た。今日は、雨上がりで最高の天気だ。さらに行くと、八ヶ岳も見えてくる。千葉大からインターンシップで参加したTさんは、急登のサポートを頑張ってくれた。

 急なところを過ぎると、草原状のところに出る。ここは、ハンゴンソウが咲き、とても雰囲気の良いところだ。お昼を展望の良いところにしようかと思ったが、涼しい方がよいということで、先頭はさらに登っていく。白谷丸はそのまま登ったところにあり、真っ直ぐ登って正解だった。

 白谷丸でお昼にするが、ここはすばらしい展望だ。正面に富士山をながめながらの昼食は最高だった。南アルプスから八ヶ岳、奥秩父までよく見える。さらに杓子山や御正体山、三ッ峠山などもよく見える。周囲には、マツムシソウやアザミ、タムラソウなども咲き、お花畑にもなっている。ヒメアカタテハやキアゲハ、キベリタテハなどの蝶が舞い、上空にはノスリが3羽ほど飛んでいた。

 ここから、もう少し奥にある黒岳に空身で向かう。黒岳山頂は、樹林に被われて展望はないが、一等三角点があった。記念写真を撮って白谷丸に戻る。

 下りは、順調に下っていく。湯ノ沢峠に着くと、少し先のお花畑まで行ってみる。いつもなら、マツムシソウやワレモコウ、オミナエシなどでいっぱいの草原には、タムラソウなどが咲くだけで、オミナエシなどは全くなかった。今年は冷夏だったため、もう花期が終わってしまったのだろうか?

 湯ノ沢峠に戻り、避難小屋に入ってみた。布団が何枚も置いてあり、電気も来ている。避難小屋としては、なかなか良い小屋だ。

 登ってきた沢沿いの道を順調に下っていく。林道に出て、車道をがんがん下る。新興宗教の神社(?)を通り過ぎると、やまと天目温泉は近い。温泉で汗を流して、予定していた市営バスに乗って甲斐大和駅に向かった。

記:網干

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