第4回自然と親しむ子ども山登り教室(石老山)山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
4名
健常者
16名
1
平成22年4月25日 石老山 合計 20名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:プレジャーフォレスト前バス停(9:30)…大明神展望台(10:50-11:00)…
         石老山(12:00-12:45)…顕鏡寺(13:55-14:15)…
         石老山入口バス停(15:00)
天候:
快晴

 朝は寒かったが、次第に暖かくなってきた。京王線の車窓からは、富士山もよく見えていた。
 相模湖に全員集合し、ここからバスに乗車して、プレジャーフォレスト前で下車する。ピクニックランドから名前を変えたらしい。
 バス停の脇で、自己紹介をして、出発する。登山道に入る前に、どこか広いところで、体操をするつもりだったが、すっかり忘れてしまった。道路の脇の庭木の梢で、ホオジロが近づいても逃げずに、「一筆啓上つかまつり候」とさえずっている。KD君は、野鳥図鑑を広げてチェックしている。

 登山道に入るところで、みんな地図を広げて、現在位置をチェック。地図をもってくる大きな目的は、自分がいる場所の確認だ。自分がどこにいるのか分からないと、道迷いの大きな原因となる。少しずつ、地図を見る目を養っていこう。

 途中でKI君にAさんのサポート体験をしてもらう。岩の多い道だが、KI君はしっかりサポートしていた。途中で、左側が切れ、足下が悪くなったところで、大人と交替する。

 しばらく登ったとき、KI君は「北はどちらの方向ですか?」という質問をする。大人は、みんな日影の伸びている方向を探すが、KI君は、足下の切り株を見て、年輪が詰まっている方が北ですと教えてくれた。この時ばかりは、大人が脱帽でした。

 沢沿いから小さな尾根を回り込み、隣の沢沿いを登っていくと、右から上がってくる尾根と合流し、そこが大明神展望台だ。丹沢山地が大きく見え、大室山の右手には、わずかに富士山の斜面が真っ白に見えた。中央線を挟んだ反対側には、陣馬山や生藤山がよく見え、さらにその左には大菩薩嶺も見えている。さらに左に白い山が見えたが、南アルプスの山だろうか?

 大明神から石老山の山頂に向けて、歩きやすい道となる。足下には、タチツボスミレの他に、ナガバノスミレサイシンやアケボノスミレが咲いている。ミミガタテンナンショウもたくさん咲いていた。

 今度は、MちゃんにAさんのサポートを体験してもらう。登山経験を積んだMちゃんも、しっかりとサポートしている。

 左手が植林で、右手が雑木林の道が続く。雑木林の道は、明るくてうれしくなる。ヤマザクラが時々現れ、ミツバツツジも少しだけ見つかった。春の息吹をいっぱい感じながら、急な階段を登ると、山頂の一画に飛び出した。山頂では、大勢の人たちが休んでいた。

 私たちも45分ほどお昼休憩とする。山頂から、わずかに富士山の頭が見えたが、はっきりは見えなかった。それでも、丹沢の蛭ヶ岳や大室山はよく見えた。お昼を食べていると、なんと周囲をギフチョウが舞っている。ギフチョウを見るのは、もう10年数年ぶりだ。あまり逃げずに、近くの土の上に何度も止まってくれた。

 ツツドリの声がしたが、山頂ではにぎやかすぎて聞こえなかった。下り初めた時、聞こえたので、みんなに静かにして聞いてもらう。「ポポン、ポポン」という懐かしい声が遠くから聞こえた。

 多くのスミレが咲く道を下っていくと、融合平見晴台に到着。地面には、桜の花びらが無数に敷き詰められ、なかなかきれいだ。相模湖がよく見える。また周囲には、ヒトリシズカがたくさん咲き、センボンヤリも咲いていた。

 ここからは、見晴の良い岩場に出たり、いろんな奇岩を見ながら下ると、顕鏡寺に飛び出した。顕鏡寺でトイレなどを済ませ、さらに下りにかかる。

 最初の石段は、幅が狭いので、注意しながら下る。その後も、いろんな奇岩が現れて、楽しませてくれる。ただ、登山道は今までと違って濡れている。先を急ぐ子どもたちに、気をつけて下るように注意する。

 子どもたちは順調に下っていく。しかし、後と少し間が空いたようなので、追いつくまで待つことにする。だが、かなりペースが遅いようだ。その時、上の方から、先に行っていて欲しいという話し声が聞こえた。伝えに来てくれたKさんに聞くと、Tさんが捻挫したとのこと。HさんとAIさん、二人で一緒に下るから、本隊や他のメンバーは、先に下ってくださいとのこと。二人より三人で付き添った方が良いと判断したSさんが、後に戻って合流してくださる。

 本隊は、先に下って、車道で待つことにする。少し下ると、すぐに林道に出て、そこからもほんの少しで、車道に着いた。

 捻挫なので、歩いて下れると思っていたが、Iさんが背負ってくださっている。お尻の下にストックをセットし、それをテープシュリンゲで肩に背負う方法を使っている。車道をバス停までAIさんががんばって背負ってくださる。

 バス停まで下り、バスに乗って相模湖まで行く。そこから、車で来ていたHさんが、車で救急病院まで送ってくださる。Tさんの近くに住むANさんが一緒に付き添ってくださった。

 子どもたちをお母さんの元に無事に届けて帰宅し、Tさんに電話を入れると、骨折していたとのことだった。転がり落ちるような危険なところではなかったが、滑って転んだだけでも、骨折してしまうので、注意が必要だ。これからの子ども山登り教室も気を引き締めて望みたい。

記:網干

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