第4回自然と親しむ子ども山登り教室(伊豆ヶ岳)山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
1名
健常者
17名
1
平成22年5月16日 伊豆ヶ岳 合計 18名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:正丸駅(9:50)…登山口(10:15-10:30)…伊豆ヶ岳(11:45-12:35)…
         正丸峠(13:50)…正丸駅(15:05)
天候:
晴れ

 昨年は、雨で中止となった伊豆ヶ岳だが、今年はすばらしい好天に恵まれた。

 正丸駅で自己紹介のあと、体操をして出発する。藤の花がそこかしこにあり、とてもきれいだ。線路下を通って車道を行く。沢沿いにはシャガがたくさん咲いている。ウグイスの囀りを聞いたので探したら、電線に止まっていた。遠かったので本当にウグイスかなと思ったが、帰ってから写真で確認したら間違いなくウグイスだった。目立つところでさえずるのはめずらしい。

 オオルリやキビタキの声も、途中で何度か聞いた。今回も、子どもたちには読図の勉強をしてもらおうと、ところどころで現在位置の確認を行う。まずは、登山口だがここは分かったようだ。

 沢筋の登山道を登り、長岩峠方面に向かう登山道との分岐を過ぎ、少し歩いたところで、現在位置の確認をしてもらう。そこは、ちょうど沢の分岐で、登山道は左に付いているが、大きな沢が右に伸びている。さらに、右の沢は真ん中に小さな尾根によって二つに分かれている。このことから、ここは標高520m付近であることが分かる。高度計も525mを指していた。

 そして、ここから次第に急になり、尾根に上がる胸突き八丁となる。最後の部分には、ロープも張ってある。尾根に早く着いた子どもたちは、少し遅れて登ってくる別動隊の人たちのザックを持ってあげると言い、急なところを下っていった。今回、最高齢のNさんのザックをK君が背負って駆け上がってきた。もう、中学2年生になると、体力は中高年よりもはるかにある。頼もしいかぎりだ。

 尾根に出ても、しばらくは急登が続く。しかし、木々の新緑が鮮やかで、急登も気にならない。山腹をトラバースするようになると、縦走路に飛び出した。男坂は危険なので女坂を登る。しかし、途中で女坂も崩壊があって危険なので、途中から山頂に登る道を通るようにと書いてある。しかし、ここもかなりの急登で、下りが心配だった。

 山頂に着くと、大勢いた。私たちも三角点のところに行ってから戻って、昼食とする。三角点付近はヤマツツジが咲いていて、展望も武川岳や武甲山方面がよく見えた。

 昼食後、女坂を見に降りてみたが、悪いところは特になかったので、下りは女坂を使うことにする。集合写真を撮ったあと、下山にかかる。登山道にはミツバツチグリが咲いていた。

 途中にあったアリジゴクをK君とKS君が掘り返して掴まえてきた。大人も一緒になって外に出ているアリジゴクにアリを食べさせようとしていたが、食べなかったようだ。

 ここからいくつかのアップダウンを経て、小高山で休憩する。さらに行って、正丸峠のすぐ手前で休憩した後、峠におり、しばらく車道を歩いてから登山道を下った。男の子たちは指を口の中に入れて吹く口笛を練習している。だんだんうまく吹けるようになり、最後は指のパターンまで変えて吹いていた。

 車道に出て、朝の登山口を過ぎ、途中でイチゴを買ってみんなで食べる。Jちゃんは、写真が好きになって、私のカメラを使ってたくさん写真を撮っていた。

 最後の斜めになった歩きにくい階段を上がって、正丸駅に予定時間より20分ほど早く着いた。電車も、予定より1本速い電車に乗って、池袋へと向かった。

記:網干

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