竜門峡山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
8名
健常者
9名
1
平成22年5月9日 竜門峡 合計 18名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
1名
  コースタイム:竜門峡入口(10:20)…休憩舎(11:25-12:00)…天目(12:35)…
         やまと天目山温泉(12:55)
天候:
快晴

 甲斐大和駅で全員合流し、市営バスに乗車して、竜門峡入口で下車する。

 駐車場のような広場で、まずはいつもの自己紹介を行う。今回は、会員になって初参加のIさんと、お試し参加のTさんがいるので、新鮮な雰囲気となる。
 班分けのあと、ホオジロのさえずりを聞きながら出発する。竜門橋を渡り、すぐに右に続く山道に入るが、すぐに行き止まりとなってしまった。ここは、自然探求路で、竜門峡に続く道ではなかった。それでも、フデリンドウに出会えて、ラッキーだった。

 来た道を戻り、車道をさらに進むと、竜門峡方面を示した看板があった。急な登りのあとは、コンクリートで固めた手すりのある遊歩道が続いていた。途中から普通の山道となるが、手すりなどがしっかりと付けられており、安心して歩ける。お試し参加のTさんは、最初からAさんのサポートをこころよく引き受けてくださり、しっかりとサポートしている。

 足下のスミレはほとんどがタチツボスミレだったが、取水場のようなところではアカネスミレも咲いていた。ワチガイソウやマムシグサも咲いている。木々の新緑は、目にやさしく、心を和ませてくれる。新緑の間には、桜の花も楽しめる。オオルリやミソサザイもところどころでさえずっていた。

 そんな春の風景を楽しみながら歩いていると、炭焼き窯跡に到着する。ここでひと休みして、さらに渓谷を歩いていく。落合三つの滝は、ハイキングコースから全貌を見ることはできなかった。

 沢音を聞きながら登っていくと、橋が架かっていて、左岸に渡る。ここからすぐのところに休憩舎があった。少し早いがここで昼食とする。Tさんは、今回が初めての参加なのに、皮をむいたグレープフルーツやブドウをみなさんに振る舞ってくださる。Yさんは、沢に降りて、「釣り竿と針があれば、魚を釣れるのにな」と言っている。みんな、思い思いのいこいの一時を楽しむ。

 昼食後は、橋の上で集合写真を撮る。橋の上から空を見ると、太陽に暈がかかっていた。Nさんは、暈を見るのがはじめてというが、太陽の近くを見ることは、意識してみないとほとんどないので、今まで気が付いていなかったのだろう。

 橋を渡って右岸を歩き、さらに左岸に渡るところに、丸太3本の橋が架かっていた。ここが今回の一番の難所だったかも知れない。
 左岸に渡ると、平戸の石門があり、そこをくぐって登っていく。さらに行くと、木賊の石割ケヤキが石の間から大きく生長していた。

 ここを過ぎると、急な登りとなり、車道へと突き上げる。車道に出る手前で富士山が見え、写真タイムとなる。

 山里の風景は、まさに新緑の春で、写真を撮っても、なんとなくピントが合っていないような、そんな柔らかさが魅力だ。車道を歩き、近道をしてやまと天目山温泉に行く。
 ハイキングのような軽い山歩きだったが、渓谷の沢音や春らしい風景を楽しみ、最後に温泉に浸かってさっぱりする、のんびりできた一日でした。

記:網干

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