倉岳山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
3名
健常者
5名
1
平成22年5月27日 倉岳山 合計 8名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:梁川駅(9:25)…立野峠(11:25-11:35)…倉岳山(12:10-12:45)…
         穴路峠(13:15-13:25)…鳥沢駅駅(15:50)
天候:
曇り 一時晴れ、一時雨

 昨年、雨で中止となり、今年こそは好天でと思っていたが、週間予報から翌日の天気予報までコロコロ変わって、目の離せない日が続いた。しかし、明け方までの雨は上がり、次第に雲が薄くなってきた。

 梁川駅で全員集合し、曇り空の下で歩きはじめる。今日は平日ということもあり、少人数の参加だが、Yさんとはじめて会う人もいるので、自己紹介をして出発する。

 梁川大橋を渡って車道を進む。途中から先頭に立ったMさんコンビが快調に進んでいくので、こちらも何も考えずについていったら、登り口を通り過ぎてしまった。後から来たKさんやAさんに教えていただいたおかげで、すぐに引き返すことができた。

 登山道は、月夜根沢沿いに登っていく。時折日が差すようになり、鮮やかな緑がさわやかな気持ちにさせてくれる。足下には、小さなツツジのような花が無数に落ちている。何という木の花だろうか?

 沢筋からなかなかジグザグ登りにかからない。そう思っていると、白いギンランを発見。思いがけない出会いに、とても得をした気分になる。沢筋には、オオルリやミソサザイの声もこだましている。

 ジグザグの道を登っていくと立野峠に到着した。峠の向こう側には、朝日山など道志の山が見えてきた。ここからは稜線歩きとなるが、何回かアップダウンを繰り返す。緑の中の鮮やかな赤は、ヤマツツジだ。稜線付近には、かなりたくさんのヤマツツジがあったようだ。ツツドリの声が、間近に聞こえるときもあった。

 最後の急登を登ると、山頂に飛び出した。山頂に立つと、目の前に扇山や百蔵山、それに大菩薩嶺方面がよく見える。反対側には、道志の山と富士山も見えるはずだが、残念ながら今日は見えなかった。それよりも、山頂の手前くらいから、時折雨がふるようになってきた。ただ、それほどの雨ではないので、苦にはならなかった。

 山頂から穴路峠方面に下る。ここもかなり急な下りだ。慎重に下っていると、登ってくる単独行の女性がいた。今日、はじめて出会う登山者だった。平日の山は、本当に静かだ。

 緑の中のヤマツツジを楽しみながら歩いていると、狭い穴路峠に到着した。ここからは、トラバース気味に下り、次第に沢に降りていく。ここのヤマツツジも見事だった。

 何度か沢を渡り、滑りやすい岩の上をできるだけ避けて下っていく。見事な大トチノキを過ぎ、高畑山からの道が合流する分岐点に着く。ここからもまだ沢沿いの道が続く。Yさんは、今回はじめてのサポートを体験した。体格の良いMさんのサポートは、体格の良い人がよいのだが、Yさんはしっかりとサポートをしていた。

 小篠貯水池に着くと、池の水の色がエメラルドグリーンで、とてもきれいだった。この先のゲートは、左側に扉がついている。ゲートからはコンクリートの道となり、車道へと変わっていく。民家の近く大きな木にホトトギスがとまって、「特許許可局」と何度も鳴いてくれた。ホトトギスと分かれた頃から雨が降り始めた。甲州街道に出たところで、雨具を付けて歩く。

 今日は雨がふりやすい予報だったが、山中ではほとんど降られることもなく、時折見える鮮やかな青空を楽しみながら歩くことができました

記:網干

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