第30回ふれあいハイキング(久野古墳群)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 4名 健常者 13名
平成24年3月4日 久野古墳群(小田原) 合計 19名 会員外 障害者 1名 健常者 1名
コースタイム:足柄駅(9:50)…玉宝寺(10:00-10:10)…一号古墳(10:35-10:45)…
        フラワーガーデン(12:00-13:30)…中世集石墓(14:20)…足柄駅(15:40)
天気:曇り

 今日はどんよりとした曇り空で、肌寒い一日だった。晴れていれば、富士山や箱根の山、丹沢なども見えるはずだが、残念ながら雲に隠れて見えなかった。それでも、梅の花などを見ながら、古墳めぐりを楽しんだ。

 

 足柄駅で全員集合し、駅から歩きはじめる。さきたま風土記の丘に続いて、Kさんも車椅子で参加した。

 

 まずは玉宝寺の木彫りの五百羅漢を見に行く。本堂の中に設置されているため、中に入らせていただいて、羅漢像の表情などを見る。526体あるそうで、必ず自分に似た羅漢像があるそうだが、何とも言えなかった。

 

 玉宝寺から足柄駅方向に戻り、急な車道を登って高台に上がる。なかなか展望が良く、小田原城が見えた。最初に見られた1号古墳は、もっこりした小さな小山に見える円墳だ。上に登ってみると、国府津方面がよく見える。

 

 みかん畑が長く続く、尾根状の高台の上を歩く。箱根方面の低山も雲の下に見えている。梅の花も、まだ咲き始めたばかりのようだが、満開のすばらしい木もあった。

 

 4号古墳も円墳で、こちらは石室が見えたが、中に入ることはできなかった。次の15号古墳は、発掘調査後に復元する際、天井部分を取り除いたようなので、石室の構造が良く分かる。ここで、集合写真を撮ることにする。

 

 次は、フラワーガーデンに行くのだが、案内板が分かりにくく、曲がる道を通り過ぎてしまった。どうもおかしいと引き返したら、反対側からだとしっかりと分かる看板が立ててあった。

 

 フラワーガーデンで昼食タイムとし、昼食後は、温室に入ってみた。いろんなランの花が迎えてくれ、ヒスイカズラというヒスイ色をしためずらしい花も咲いていた。

 

 フラワーガーデンを出て、次は総世寺に向かう。総世寺でソーセージを食べようと思ったが、ソーセージは売っていなかった。代わりに小田原市指定の天然記念物である大きなカヤの木があった。

 

 総世寺からは、坂を下り、久野川を渡る。最後の目的地、敷石住居跡を目指すが、畑に付けられた道のようで、土の道を電動車椅子の力を発揮して進んでいく。案内も分かりにくく、ちょっと通り過ぎてしまったが、後の方でここにあったよという声を聞き、戻ってみると、6畳ほどの場所に石が敷き詰められ、柵がしてあるだけの場所だった。住居跡と思われていたが、最近の研究で集石墓と呼ばれる中世の墓であるという見方が有力になったらしい。

 

 ここから足柄駅に戻る。途中で小休止を取ったが、後はひたすら駅を目指して歩いていく。

 

 駅に着いて、ホームに出ると、冷たいものがポツッポツッと落ち始めてきた。肌寒い日でしたが、雨に降られずに歩き通すことができて良かった。お疲れさまでした。

 

                                                                 記:網干