百蔵山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
7名
健常者
13名
1
平成23年4月10日 百蔵山 合計 20名 会員外
(賛助員含む)
障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:猿橋駅(9:20)…百蔵浄水場(10:05-10:15)…百蔵山山頂(11:50-12:30)
         …猿橋(14:50-15:10)…猿橋駅(15:35)
天候:
曇り一時雨

 今回は、2011年度最初の共に楽しむ登山となり、地震による自粛を行ったため、約1か月ぶりの登山となった。

 天気予報は良かったのだが、かなり雲が多く、猿橋駅に着くと、目指す百蔵山は雲に隠れて見えない状態だった。

 今回は、入会後初参加の方が3人いたので、新鮮な雰囲気の中で、自己紹介をして出発する。

 歩道橋で国道20号線を超え、中央高速道路の下を通って、登山口へと向かう。麓の桜は、ほぼ満開だった。スポーツ施設の駐車場を過ぎ、百蔵浄水場まで、次第に傾斜が急になる舗装された車道を登る。この頃、ポツポツと雨が降りだした。予想していたよりも、かなり寒かったこともあり、雨具の上だけを着る。

 休憩の後、さらに登っていくと、東コースと西コースの分岐に出る。持ってきた昭文社の2008年版地図では、この付近に分岐はないのだが、すぐに登山道となる東コースを登ることにする。

 足下にタチツボスミレがちらほら咲いているが、今年は寒い日が多かったため、春が遅いようだ。本来なら、もっとたくさんスミレの仲間が見られるのに。

 雨はすぐに上がり、曇り空の中を登っていく。そこかしこに、クモの糸に付いた水滴が見られる。Oさんと私は、写真を撮りながら登っていく。まだ咲き始めたばかりだろうか、足下にヒトリシズカが咲いていた。

 登山道は、次第に傾斜が強くなり、ロープも出始めた。しかし、みんな順調に高度を稼いでいく。急登が終わり、傾斜が緩くなると、扇山への分岐を過ぎ、すぐに山頂に到着した。

 天気が良ければ富士山がよく見えるのだが、残念ながら霧に被われていて、見ることができなかった。ただ、うっすらとではあるが、麓の高速道路などが見えた。

 昼食後、集合写真を撮って、西コースを通って下ることにする。

 コガラのヒーツーヒーツーというキーの高いさえずりが聞こえた。とにかく、この山はアブラチャンが多い。黄色の花が鮮やかだ。キブシの花や山吹の花も咲いていた。足下には、シュンランやイカリソウも咲いていた。相変わらず、クモの糸に付いた水滴も多く、写真を撮りながら下る。

 東コースとの合流点を過ぎ、さらに百蔵浄水場を過ぎると、桜やレンギョウが咲く公園に出る。今日は、予定よりも少し早く下りてきたので、有名な猿橋を見物に行くことにする。

 中央高速道路を通り過ぎ、左に曲がるが、曲がった後は、川に下る道ではなく、左側の登りになった道を行く。しばらく歩き、桂川を渡ると、サルが両岸から橋桁を伸ばして、かけたといわれる年代物の猿橋があった。この付近は、断崖絶壁のゴルジュとなっているが、昔のサルは、よくこんなところに橋を架けたものだと感心する。

 猿橋を見た後は、国道20号線を歩いて猿橋駅に到着する。朝は、見えなかった百蔵山が、今はしっかりと見えていた。久しぶりの登山、お疲れさまでした。

記:網干

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