蓼科山山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 4名 健常者 6名
平成23年10月8日~9日 蓼科山 合計 10名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:
10/8 竜源橋(11:05)…昼食(11:45-12:05)…天祥寺原(13:15)…亀甲池(13:45-14:00)…
    双子池ヒュッテ(14:45)
10/9 双子池ヒュッテ(6:25)…双子山(7:05-7:10)…大河原ヒュッテ(7:45-8:00)…
    蓼科山荘(9:35-9:50)…蓼科山(10:40-11:35)…蓼科山登山口(14:30)
天気:
10/8 晴れ、
10/9 快晴

★10月8日
 この週末はすばらしい天気に恵まれる天気予報だ。そのためもあってか、新宿7時発のスーパーあずさ1号は、10分前に並んでも全く座れず、茅野駅まで満員状態で、デッキに立つことになってしまった。

 

 茅野駅で、全員合流し、ピラタスロープウェイ経由東白樺湖行きのバスに乗車する。竜源橋でバスを降り、恒例の自己紹介。今回は、若者のIさんが初参加だ。

 

 バス停からいきなり急な登りとなるが、その後は、じわりじわりと高度を稼いでいく。時折、紅葉した木々が目を楽しませてくれる。登りの途中で、昼食タイムとする。止まっていると、どんどん寒くなってくるので、早々に昼食タイムを切り上げ、登りはじめる。

 

 少し行くと、登りもほぼ終わり、平坦な道になると、天祥寺原の将軍平への分岐に出る。これから向かう側の山腹は、部分的に真っ赤に色づいて、すばらしい紅葉となっている。左手には明日登る蓼科山が聳え、右側には北横岳方面と大岳方面が見えている。山に囲まれたなかなか良い場所だ。

 

 大河原ヒュッテに行く道と分かれ、右手に折れて、亀甲池に向かう。ところどころ、きれいに色づいたツツジの葉などが楽しませてくれる。カラマツは色づきはじめたばかりだが、その色合いもなかなか風情がある。

 

 樹林帯を登ってくると少し開けた草原状のところに出る。ふり返ると蓼科山が後に聳えている。山頂にある蓼科山頂ヒュッテもよく見えている。草原には、まん丸の形をしたキク科の花がドライフラワーになっている。この植物は何だろうか?

 

 亀甲池は、透明度の高いきれいな池だった。周囲はあまり紅葉していないが、尾根の上に真っ赤な一帯があった。

 

 亀甲池からは双子池に向けてさらに登りとなる。北八つらしい苔むした山腹につけられた道は、岩などがとても滑りやすいので、注意して登り、そして下る。少し下ると、湖面が見えてきた。双子池の雌池に到着する。池に紅葉が映って美しい。少し行くと、テント場になる。Yさんは、今日は一人でテント泊だ。他のメンバーは、池の畔の紅葉を楽しんだりしながら、双子池ヒュッテに向かう。ヒュッテに到着すると、雄池も見えるようになる。雄池は、水質が良く、溜まった水をそのまま飲めるそうだ。
 ヒュッテでは、個室に入り、ゆっくりと休むことができた。

 

★10月9日
 昨晩、外に出たときは曇っていた空が、4時頃にはきれいに晴れて、満天の星空だった。天気がよい日は、通常よりも早く朝食を作ってくださるという管理人さんの言うとおり、5時半に朝食が始まった。

 

 朝食後、出発準備をして、ストレッチをする。小屋の前にある温度計は、1℃を指しているが、上着を着る程度で寒くないので、それほど冷え込んだ感じはしなかった。

 

 テント泊のYさんも合流して、ヒュッテから双子山に向けて登りはじめる。シラビソなどの針葉樹の林に、朝の木漏れ日が差し込み、美しい。樹林の中のクマザサ帯を登っていくと、見晴の良いところに飛び出した。そこは双子山の山頂だった。これから登る蓼科山や前掛山、その左には、昨日歩いた天祥寺原とその向こうに中央アルプス、そして後には大岳と北横岳、右手には浅間山がうっすらと見えていた。

 

 すばらしい展望だが、寒くてゆっくりしていられない。早々に下りにかかる。樹林帯に入り、また樹林が切れるところに出ると、遠く北アルプスの鹿島槍などがよく見える。その左手には、剣岳や立山も見えていた。少し下ると、大河原ヒュッテも見えてきた。

 

 大河原ヒュッテまでは、車で来られるため、駐車場には車がたくさんあった。大河原ヒュッテからは、樹林帯の中を前掛山目指して登っていく。傾斜が落ち、平坦になると前掛山の一角だが、今回は、山頂標識を通らない。ただ、途中に「佐久市最高地点」という標識があった。

 

 山頂を過ぎると、立ち枯れの木が密集している縞枯れ現象が見られた。そして、その隙間からこれから登る蓼科山が間近に望めるようになってきた。

 

 蓼科山荘に着くと、一気に人が増える。白樺高原国際スキー場方面から登ってきた人が大勢いる。これまでの静けさが嘘のようだ。

 

 蓼科山荘には、カバノアナタケという幻のキノコが売られていた。Nさんの話によると、癌にも糖尿病にも、高血圧にも良いキノコらしい。私を含め、何人かが購入していた。

 

 蓼科山荘からは、大幅に人が増えて混雑していた。しかも、急な岩場となる。樹林帯を抜けると、さらに大きな石がゴロゴロした視覚障害者の人たちには、最も歩きにくい場所となる。それでも、慎重に登り、蓼科山頂ヒュッテに到着する。ここはランプの宿らしい。一度、泊まってみたいものだ。

 

 山頂標識に近くは、ゆっくり座れるところがないようなので、集合写真だけ撮って、反対側の展望板のあるところに移動する。山頂は広いが、どこも大岩がゴロゴロしている。ただ、中心部だけは土の部分もあって、比較的大岩が少なかった。

 

 展望板のあるところに来ると、北から南側まで展望が一気に広がる。白馬岳から穂高岳、乗鞍岳までの北アルプスの山々、そして御嶽、中央アルプス、南アルプスの仙丈岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、鳳凰三山まで、見えている。ただ、近くの南八ヶ岳は、雲に隠されていた。

 

 ここで昼食タイムとするが、山頂から下る道は、頂上ヒュッテのすぐ横からだったため、昼食後、もう一度、ヒュッテに戻る。ここから、計画では、蓼科山荘に戻り、天祥寺原から竜源橋に下る予定だったが、すっかり忘れていて、蓼科山登山口に直接下るコースを取ってしまった。ただ、結果的には、今までと違った道で変化があり、こちらのコースの方が良かったようだ。

 

 ただ、大岩がゴロゴロして非常に歩きにくい道が長く続いた。樹林帯に入ると、土の部分も増えて、比較的歩きやすくはなるが、滑りやすく段差も多く、そんな道が、2,100mくらいまで続いた。しかし、その後も、決して歩きやすい道とは言えず、厳しい道であった。

 

 それでも、左手には、雲の中に隠れていた南八ヶ岳がよく見えるようになり、下る方向には八子ヶ峰とヒュッテアルビレオがよく見えていた。

 

 SさんとMさんが少し遅れたが、予定より短いコースを下ったこともあり、バスの1時間前にバス停に着いた。バス停の前にある女神茶屋で、そばやうどんを食べ、打ち上げをしてバスを待った。

 

 混んでいたバスを運転手さんの指示に従って、途中で乗り換え、茅野駅に向かった。帰りのあずさも、座ることはできず、ずっとデッキで立ちっぱなしだった。

 

 山の疲れに立ちっぱなしの疲れが加わり、参加したみなさま、お疲れさまでした。それでも、好天に恵まれて、秋の蓼科を満喫できたのではと思います。

 

                                                                 記:網干