第6回自然と親しむ子ども山登り教室(生藤山)山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 1名 健常者 17名
平成24年4月22日 生藤山 合計 21名 会員外 障害者 0名 健常者 3名
コースタイム:井戸バス停(10:00)…大カツラ(10:30-10:40…三国山(11:45-12:25…
        生藤山(12:30-12:35)…甘草水(13:00-13:10)…鎌沢入口バス停(14:15)
天気:曇りのち雨

 第6回自然と親しむ子ども山登り教室は、小学4年生以上の子どもの参加が少ないため、理事会とスタッフの了解のもと、小学1年生以上に拡大して実施した。子どもの参加は、本隊としての参加が5名(中1、小5、小4、小2、小1各1名ずつ)の参加となり、別動隊に3名(小2 二人、小1 一人)の参加となった。スタッフは7名、別動隊の大人参加者は6名となった。

 天気が心配されたが、最後まで本降りにはならず、子どもたちは元気さを存分に発揮していた。山頂直下や山腹をトラバースするところは要注意だが、危険箇所の少ない歩きやすいコースだった。
 桜で有名な山だが、甘草水付近の桜はまだこれからだった。しかし、少し低いところには満開の桜もあり、見頃は1週間ほど先ではないだろうか。足下には、タチツボスミレ、ナガバノスミレサイシン、ヒナスミレ、ニリンソウが咲いていた。

 今回は、最後の立山まで登る子どもは少ないが、日帰りの登山を中心に山の楽しさを感じて欲しいと思います。

                                                                 記:網干

 

《参加者の感想》 

 ここのところ週末になると雨で中止となるケースが続き今回も案じられたが、どうにか子供たちの願いが通じたようである。登山道は三国峠から生藤山に至る急坂を除いて比較的なだらかな緩斜面ということもあったが、どちらかと云うと子供たちの屈託のないおしゃべりと快活さに煽られてあっと云う間の道程であった。富士山は望めなかったが、帰路の桜並木には下界とはまた違った美しさを味わった。「子供たちの皆、また一緒に登ろうね~」

                                                        記:ナスビのM.Yさん

 

 子供たちはひと月前からずっと楽しみでこの日を指おり数えてました。
 天気が不安でしたが、子供たちは行く気満々。その思いがかなってよかったです。
 Yが登り途中、リュックサックを投げ出してしまい、それを取りに戻ろうとしたらK君が体の前にYのリュックサックをかけて登ってきました。K君もそんな経験があったのでしょうか。ほほえましくて、あたたかい気持ちになりました。

 班が違ってあまり様子は見えませんでしたがあとからゆっくり歩いてくるわたしを上から発見し「がんばれ~」と声をかけてくれる。かわいい孫たちです。
 子供たちは最初から最後まで全身全霊で好奇心まるだし、笑顔いっぱい。その歩き方は、とてもいきいきしていました。近所の公園で遊んでいる子供たちとは違ってすごく大人びて見えます。
 子供たちは自然の中ではどんなことを感じたのでしょう。なにが楽しかった?と聞くと昼ごはんをみんなで食べたことといいます。そういうもんなんですね。子供の純粋さを見習いたいものです。
 高尾駅でたくさんの人とお別れするのもとまどった顔でみんなはどこに帰るの?なんで同じ電車で帰らないの?といって、さびしそうでした。そんな子供たちもそのうちに二人仲良く頭をささえながら眠ってしまいました。
 家の近くに着いたら駆け足でパパやママのもとに帰っていきました。YもKも人が好き、人とかかわることが大好き。 みんなと登ればつらさもどこか飛んでいってしまうのでしょう。
 武蔵浦和駅でおりるS君と握手してまた会おうねという言葉が印象的でした。電車が動きだし、S君が走る電車をおいかけて手を振ってくれました。YもKも窓にはりついて手をふっていました。
 またお山にいきたい、その言葉を聞いて、ばあちゃんは大満足の一日でした。
一緒にあるいてくれた大人の皆様、たくさんのお友達に感謝します。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

                                                             記:S.Kさん