第7回大人と子どものふれあいキャンプ(みの石滝キャンプ場)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 4名 健常者 10名
平成24年8月18日~19日 みの石滝キャンプ場 合計 23名 会員外 障害者 0名 健常者 9名

コースタイム:

8/18 キャンプ場到着(11:50)…夕食(12:00-12:30)…カヌー教室(13:00-15:00)…夕食づくり
   (16:00~)…夕食(17:30-18:00)…キャンプファイヤー(19:00-21:00)

8/19 朝食づくり(6:00~)…朝食(7:00-8:00)…けもの道探索・みの石滝往復(9:00-10:30)…
   キャンプ場出発(11:00)…相模湖駅(11:40)解散

天気:

8/18 雷雨後晴れ

8/19 晴れ

 「大人と子どものふれあいキャンプ」は、今年で7回目だ。今回は、小学生が4人と中学生が4人、それに初参加の大人が3人と、久しぶりににぎやかなキャンプになった。

 

 相模湖駅で全員集合し、相模湖公園にある山口ボートまで歩く。まだ、雨は降っていないが、今にも降り出しそうな空だ。

 

 山口ボートから、キャンプ場の迎えの船に乗って、みの石滝キャンプ場に向かう。天気が良くないせいかカヤックに乗っている人たちはいない。上空では雷が鳴り出している。雨も降りだしてきた。

 

 キャンプ場の人に聞くと、雷が鳴っている状態では、カヌー教室はしないとのこと。取りあえず、バンガローに入り、屋外の屋根のあるところで昼食を取る。

 

 雨なので、けもの道散策も、あまり盛り上がらないなと思っていると、S.K君が、何としてもカヤックをしたいと言っているので、「それじゃあ、雷さまどこかに行って踊りを踊って、雷様にお祈りしてよ」というと、S.K君は、恥ずかしがりながらも2~3秒くらい踊ってくれた。この踊りのおかげか、雨は降っているものの、雷が止み、カヌー教室を実施するとのこと。

 

 まだ雨が降っていたので、雨具を着て集まった人たちもいた。エイジ先生の話を真剣に聞いて、準備体操とパドルの漕ぎ方、カヤックの乗り方などを教わり、いよいよ湖にカヤックで船出だ。

 

 二人乗りのカヤックで楽しんだSさん、何度もひっくり返っていた中学生たち、水かけっこをしたりぶつかってしまったり、思いっきりカヤックを楽しみ、次は料理づくりが始まる。

 

 子どもたちは、みんな積極的に手伝ってくれる。特に中学生たちは、「何か手伝うことはありませんか」と、野菜を洗ったり、切ったりしたりして手伝ってくれる。火をおこすのは、Sさんと火遊び大好きなS.K君が中心になってやってくれた。今回は、カレーライス。材料を煮る頃になったら、大人はビールで乾杯。

 

 次第に宴も盛り上がり、M.Kさんのギター、R.Mさんのフルート、そしてM.Yさんの歌と、次々に歌が飛び出してくる。

 

 今回、キャンプ場に着いてからキャンプファイヤーを申し込んだが、すでにいっぱいで私たちはできないとのこと。それじゃ、他にする人がいたら、仲間に入れてもらおうと思い、同じ炊事場の若者グループに聞いたら、彼らはキャンプファイヤーをするとのこと。早速、話はまとまり、仲間に入れてもらう。

 

 キャンプファイヤーは、いろんな歌や踊りがあり、キャンプファイヤーの周りをぐるぐる回って、大盛り上がり。さすが若者たち、とっても元気です。そして、こちらで準備したスイカ割りに、若者たちにも加わってもらいます。割れたスイカをみんなで分け合って、一口ずつ食べます。その後は、若者たちが持ってきた花火を、こちらの子どもたちにもさせてもらいました。若者グループのみなさん、ありがとう!

 

 あとは、そのまま寝る人、いろいろ語り合う人などに別れ、夜が更けていきました。

 

 翌朝は、6時に起きて朝食準備。おいしそうなスクランブルエッグ、ウインナー、レタスのサラダ、みそ汁などができて、朝食タイムを楽しむ。

 

 食事のあとは、けもの道探索に出かけます。すべりやすい急坂でなかなか険しい道でしたが、15分ほどで山頂に到着。下りは、Bコースを通って炊事場に戻った。まだ、キャンプ場を出発する船に時間があるので、みの石滝も見に行く。ここもすべりやすい道で、なかなか険しい。途中、イワタバコがたくさん咲いていた。みの石滝は、2段30mほどの滝だった。

 

 出発時間ぎりぎりに船着き場に着いたため、集合写真は相模湖公園で撮ることにして、急いで船に乗る。全員乗り切れず、数人は、エイジさんの船に乗って、我々を追い越していった。

 

 相模湖駅に着き、ここで解散。子どもたちの笑顔をいっぱい見せてもらったキャンプが無事に終わりました。みなさまのご配慮、ご協力に感謝申しあげます。

                                                                 記:網干

 

《参加者の感想》 

○キャンプファイヤー
 隣で食事の準備をしていたグループの方々と合流させていただきキャンプファイヤーを楽しむことができました。
 子供たちは火の周りをグルグル走り回って大盛り上がりでした!
 花火もやらせていただき、スイカ割りも一緒に楽しむことができました。
 Aさんのみんなで楽しむ才能と交流術はさすがです♪

 

○食事の準備
 今回は中学生トリオが材料のほとんどをカットしてくれました。
 小学生チームもサラダの盛り付けに奮闘してくれました。
 昨年は火のコントロールに四苦八苦していましたが今年はSさんの適格な調整により大変おいしいご飯が炊けました。
 「はじめチョロチョロ中パッパ、赤子泣いても蓋取るな」というのは沸騰したら火を弱めご飯のにおいがしてくるまで蓋はとならいということだそうです。
 Sさんは絶妙なタイミングで火のついた薪を取り除き調整してくださいました。
 着火剤も大変便利でしたが燃料もだいぶ節約できました。
 みんなで作ったカレーライスはおいしかったですね♪

 

○盲導犬とのお泊り体験
 盲導犬と一緒に2日間過ごすという貴重な体験をさせていただきました。
 大人数の中でもキャンプファイヤー中でも全く吠えず、Mさんの言うことのみ忠実に従う盲導犬は本当によく訓練されていると思いました。

 ネットで調べてみると以下のようなことが書いてありました。


 ・盲導犬は身体障害者補助犬法という法律により、どこでも入ることができる。
 ・排尿・排便は決められた号令、時間、場所でするよう訓練されている。
 ・外出の際も、あらかじめ袋のついたベルトをつける簡単な方法がある。
   →Mさんも盲導犬に袋をつけて歩かせていました。
    排泄などのお世話はNさんがサポートしてくださいました。
 ・のぼりくだりの段差を見つけたら止まって 教える。
 ・「ヒール」とはユーザーの脇のポジションに付くこと。(これが定位置)
 ・人が求めることが出来たら「GOOD」と褒める。

                                                              記:M.Yさん


★キャンプに参加して
 相模湖で船でしかいけないキャンプ場だと聞いていたので、陸の孤島にいくみたいで子供達よりわくわくしてました。
 いってみればそこは異空間。神奈川県とは思えないほど静かでのんびりくつろげました。
 子供たちは初めてのカヌー体験に準備体操、えいじさんの説明も真剣に聞いてました。
 目は光輝いていて、カヌーに乗った時のあの笑顔はたまらなくかわいい。
 大人も子供もみんな遊んでいるときは同じ顔してるんですね。
 Yはたまに岸や木にはまってましたが、困ったときはどうするんだっけ?
 大きな声で「えいじさん」と叫んでいました。はじめはぎごちなかったのですがだんだん上手になって川の水面をすいすいアメンボのよう。ボートで波を作ってくれるのですがその波がくるたびにキャーと言いながら楽しんでました。今年の夏一番の最高の体験ができてよかったね。
 終わった時の二人の顔は赤く焼けていました。
 食事作りも子供は好奇心の塊。なんでもやりたがり。すべてを全身全霊でやるこなす。
 家では見たことがない違う顔をまたまた発見しました。
 キャンプって最高だね。二人がもういかないっていう日まで一緒にいきたいって思います。

                                                              記:S.Kさん

 

★Kさんの紹介で参加し、初めて障害の方々と身直に接し、一泊を供にし、周りの方々、Aさん初め、皆様方の行動に、感動、尊敬をさせられました。語るより先に行動し、何をどうする!自然体で片付けて、爽やかに、暖かな深さを感じました。お天気にも恵まれて、本当に楽しめました!
また、機会が会ったら、誘って下さい。ありがとうございました。

                                                              記:S.Sさん


・カヌーがおもしろかった。
・A.Tくんと仲良く遊べてよかった。
・サラダを作るとき、レタスをちぎるのが楽しかった。
・トマトがよくきれなくて(トマトがつぶれて)おかしかった。
・はじめて寝袋で寝たけど、すぐに眠ってしまった。
                                                              記:Y.K君


・カレーがおいしかった。
・A.Tくんと仲良くできた。また会いたい。
・S.Kくんと石投げをして楽しかった。
・どろんこになってしまったけど、ママがいなかったので怒られないでよかった。
・スイカ割がうまくできなくてくやしかった。

                                                              記:K.Kちゃん