岩登り技術講習会(日和田山)報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 1名 健常者 5名
平成24年9月9日 日和田山 合計 7名 会員外 障害者 0名 健常者 1名
コースタイム: 天気:晴れ後曇り

 まだ夏真っ盛りといっても良いくらい暑い日でしたが、逆に日和田山の岩場は比較的空いていました。

 

 空いていたおかげで、最初から男岩の南面を登ることにしました。

 

 岩登りが初めての方もいるので、まずは基本の三点支持を会得してもらって、次は、ロープの結び方を覚えてもらう。もしもの時に使えるブーリン結びと、八の字結び、マスト結びをしっかりマスターしてもらって(?)から、実際に岩場を登ってみる。

 

 女岩南面を正面のフェースから登ったり、凹角から登ったりする。最後のかぶり気味の4級+のクラックも、ほぼみんながクリア。隣では、小学2年生の女の子も、このフェースを完登していた。将来、どんなクライマーになるのだろうか?

 

 昼食は、S.Kさんが作ってきてくださったゆで卵(?)とM.Yさんからいただいたグレープフルーツが格別だった。

 

 昼食後は、男岩の西面をトップロープで登る。5級のアンダークリングフェースは、やはり厳しく、私とTさんがワンテンションで登っただけだった。

 

 しかし、左の凹角やフェースなどをみんな登り、何とか2本ずつ登ることができた。最初、岩壁を見ただけで、登らないと言っていたK.Kさんも、しっかりと登っていた。

 

                                                                 記:網干

 

《参加者の感想》 感謝の言葉などは省略させていただいています。

 

 初秋とはいえじわっと汗をかきながら日和田山へ。初めていった日和田山。
 すでにたくさんのロープがかかっていて、どこをどう登るのかわたしは好奇心でいっぱい。


 岩登りは見ているより実際に岩に取り付くと意外に登れるもんで、これは難しいかもと思っても、下から右だ左だと言われ右?左?どっちだ?頭が混乱しながらもなんとかロープのてっぺんまでいくことができました。

 リーダーに上に上がったらまわりの景色もみてくるんだよと言われたのでぐるっと見回すとそこからの景色は登り終えた満足感もプラスされて素晴らしかったです。
 外国の方と目があったのでハローっていったら笑顔でハローって返事が返ってきました。リーダーにその話をするとちょっと発音が違うって言われ、大笑いしました。

 

 初心者用の岩ということでしたが、登りにくいところもあって、根性無しのわたしは何度かトライするものの、さっさとあきらめ楽な方へ逃げてしまいました。次回は先日できなかったあの難所(わたしには)を挑戦してみたいと思います。

 

 ひと通りのロープワーク学習と確保していただいての岩登り。一度目ではできなかった垂直降下も二度目はうまくできたような気がしました。確保をしてもらえるから安心して体を預けて岩トレができ、気持ちよくトレーニングできました。
 ビレイしていただいた餘永さん、栗谷川さんには感謝します。ありがとうございました。
 リーダーの山猿(失礼)ぶりはすごくて、あざやか!の一言。同じ人間とは思えませんでした。

                                                              記:S.Kさん

 

 久々の岩登りで足で登るとわかっていても、ついつい手に力が入ってしまいます。
 手がかりの見つけにくい所の攻略が課題です。
 今回、ビレーしていて気づいた事は登り下りの個々人のくせが、ザイルを通して伝わって来るのを今回初めて意識して良い経験が出来ました。
 高所登山で、ザイルごしに気持ちが通い合うと言うのが少しわかりかけて良い体験でした。

                                                              記:M.Kさん