赤城山(地蔵岳・長七郎山)山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 3名 健常者 7名
平成24年6月2日 地蔵岳・長七郎山 合計 11名 会員外 障害者 0名 健常者 1名

コースタイム:大洞(10:00)…地蔵岳(11:20-11:55)…八丁峠(12:25)…長七郎山(13:15-13:30)…

        鳥居峠(14:20-14:30)…ビジターセンター(14:55)

天気:晴れ

 今回は、赤城山の中で最も高い黒檜山には登らず、展望が良く一等三角点の設置されている地蔵岳と三等三角点が設置されている長七郎山に登った。

 バスを降りたところで、早速近くに現れてくれたキビタキを見つけ、写真に収める。キビタキは梢ではなく、葉の生い茂る中心部にいるためなかなか見つけにくい。しかし、林の中にいるため、逆光になりにくく、見つかると色合いが良く分かる。雄の姿の美しさは、日本で見られる野鳥の中でも五本の指にはいるくらい美しいのではないかと感じる。

 登山道に入るといきなりの急登となる。みんな大丈夫かなと心配しながら標高差で100mほど登ると傾斜が落ち、展望も良くなる。これから登る地蔵岳がよく見え、ふり返ると黒檜山と駒ヶ岳が見える。芽吹きの木々が美しい。

 タチツボスミレやヒメイチゲを見ながら登り、最後のガレたところを登ると地蔵岳の山頂だ。黒檜山や大沼がよく見える。ここで少し早い昼食にするが、女子中学生が大勢登ってきた。何でも東京の女子中学の行事できたそうだ。

 

 地蔵岳を下りはじめると、これから向かう長七郎山と小沼が低い位置に見えた。シラカバの白い幹や新緑が美しい。小沼周辺からは、ミツバツツジやシロヤシオが見られるようになる。あと一週間もしたら、満開で見頃を迎えることだろう。長七郎山も展望がよい。この付近には、サクラスミレがたくさん咲いていた。

 

 長七郎山からの下りは、オオカメノキの白い花がたくさん咲いていた。足下には、フデリンドウやフモトスミレが咲き、キビタキもまた現れてくれた。鳥居峠からは、覚満淵を歩いてビジターセンターのバス停に向かう。サクラスミレが咲き、まさに春爛漫の気持ちの良い場所だ。参加されたみなさま、お疲れさまでした。

                                                                 記:網干

 

《参加者の感想》 感謝の言葉などは省略させていただいています。

 素晴らしい好天に恵まれました。
 両脇から草がかぶさるような、でも明るい草原・稜線・湿原・沼と多彩な山登りを楽しめました。頂上からの展望もすばらしかったです。山の可憐な花(一晩寝るともう名前は忘れてしまっていますが)に応援されての久しぶりの山歩き、家内は始めての参加での山歩きを楽しめました。 石が多いところもあり、筋肉は悲鳴を上げていましたが。

 次はどこへ行こうかな。

                                                              記:J.Kさん

 

 赤城山(地蔵岳・長七郎山)山行ですが、1日天気も良くて鳥の鳴き声や姿、花など賞が出来てしかも、皆さん無事に下山出来て良かったです。

                                                              記:S.Yさん

 

 ツツジの満開には少し早かったですが、白い花を咲かすオオカメノキがなんともかわいらしかったです。枝に等間隔で亀の甲のような丸い葉をつけていました。頑張って生きているキビタキや移動が出来ない植物を見ると、人間は自分達だけが地球上に生活しているのではない事を考えなければならないと思いました。

                                                              記:M.Sさん