第8回ふれあいキャンプ(氷川キャンプ場)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 2名 健常者 15名
平成25年8月24日~25日 氷川キャンプ場 合計 21名 会員外 障害者 0名 健常者 4名
コースタイム:
8/24 奥多摩駅(11:30)…氷川キャンプ場(昼食 12:00-12:30、川遊び 12:40-14:00、
   食事づくり 14:30-16:30、夕食 16:30-17:00、キャンプファイヤー 17:30-19:00、
   消灯 21:00)
8/25 氷川キャンプ場(起床 6:00、朝食作り 6:30-8:00、朝食 8:00-8:30、片付け 8:30-9:30、
   一時解散 10:00)…奥多摩駅(10:20着、11:00発 バス)-東日原(11:25)…日原鍾乳洞
   (12:00-13:05)…東日原バス停(13:30着)
天気:
8/24 曇り、
8/25 曇り時々雨

★8月24日

 今回は、大人の人数(11人)に対して、子どもたち(10人)の参加が多く、事前の注意事項を親御さんに伝えておいた。子どもたちは、15分川に入った後は5分休む約束をしっかり守ってくれた。川遊びが終わった後は、川に行かない約束も守ってくれた。子どもたちをできるだけ縛らないようにしたいが、最小限の約束だけを決めて楽しんでもらった。

 

 氷川キャンプ場に着くと、いつも泳ぐ多摩川は泥で濁っている。ここまで来て、川に入りませんというのでは、子どもたちは納得しないだろう。深いところに入らないように、注意して遊んでもらう。3年前にここで実施したときとは、川の様子が違っていて、下流をせき止めて、全体的に川を深くしたようだ。

 

 自宅からSさんが浮き輪やライフジャケットを持ってきて、子どもたちに使わせてくれた。Yさんは、2着、キャンプ場から借りてきてくれた。子どもたちの中で一番年上のT君は、ロープでつないだペットボトルを使って対岸近くまで行って、引いてもらうことに夢中になっていた。最後は、S君と共に、対岸まで行ってロープで引いてもらって楽しんでいた。

 

 障害のあるH君は、ライフジャケットを着て、Yさんから手を引いてもらって川に膝上くらいまで入って楽しんでいたが、今日、熱を出して休んだ妹のAちゃんが心配なので、お母さんと水遊びの後、帰ることになった。

 

 川で遊んだ後は、交代でシャワーを浴びて着替えを済ます。そして、食事づくりにかかる。今回は、カレーライス。子どもたちも手伝っていた。歌も始まって盛り上がった頃、キャンプファイヤーが始まる。手持ちの花火も子どもたちは楽しんでいた。

 

 大人たちは、いつの間にか22時を回るまでいろいろ話し合ってから寝床についた。

 

★8月25日

 6時起床。外は雨が降っている。次第に本降りになってしまった。

 竈に火をおこし、大きな鍋で味噌汁を作る。サラダもきれいにできていた。朝食は、パンが主食。朝食の後は、スイカ割り。大きなスイカが準備され、スイカ割りようにバットも準備された。外れる子もいたが、しっかり命中して割れ目が入り、さらに完全に割れるまで続けられた。全員の子どもたちがスイカ割りを楽しみ、割ったスイカをみんなで食べる。後片付けをした後、集合写真を撮って、この場で一時解散とする。

 9人の子どもと5人の大人で、バスに乗って日原鍾乳洞に行くことにする。東日原でバスを降り、鍾乳洞まで30分ほど歩く。鍾乳洞に着くと雨が降り出してきた。

 

 迷路のような鍾乳洞の洞窟を歩いて行き、水琴窟や死出の山、縁結び観音などいろいろ見て外に出ると、まだ雨が降っていた。出て左手を見ると、沢にかかる小さな滝と一石山のオーバーハングした大きな岩壁が見えた。

 

 時間があまりないが、食堂の方にすぐに準備できるか聞くと大丈夫だというので、ラーメンなどを食べて、東日原のバス停に早足で向かった。私は、最後方から先頭を狙ったが、最後はS君に負けてしまった。雨も上がり、奥多摩駅に着いた頃には、日が差していた。

 

 事前の食材などの分担や食材調達・運搬、イベント企画、川遊びの安全対策、火お越しや食事づくり、準備に後片付け、スイカ割り等々、協力していただいたみなさまに感謝申し上げます。

                                                                 記:網干

 

《参加者の感想》

 今日は待ちに待った親子ふれあいキャンプ。孫たちは2週間前から言い出して、金曜日は興奮状態。高田馬場で待ち合わせしたら駅内で大騒ぎして大変だと思い、みんなより奥多摩駅に一本早く着きました。

 奥多摩駅でみんなと再会。その喜びようはすごかった。わたしのことはもうすでに眼中になくなっていたようです。川は濁っていて警備体制に入るのも躊躇するくらい。しかし、子供たちは入りたくて仕方ない。どんな状況であろうが子供たちは遊ぶことには目がない。まっしぐら。そういう気持ちって大事だと思います。川遊びからあがってのシャワーや食事作り、食事、キャンプファイヤー、花火。

 子供たちは昨年みたいにわたしにまとわりつくことなく、どこかで仕事、遊びを一生懸命やっていたようです。だいぶ自立したんだな~と感じたと同時に寂しさも感じたものです。キャンプファイヤーでかける音響が気になっていたので試しにかけてみたら、子供たちが歌ってくれて、炊事場は合唱に包まれました。

 どこかで山仲間アルプは音楽のサークル?と言われたそうですが、それもいいな~なんて思いました。その音響は本番のキャンプファイヤーでは川の音でかき消されほとんど聞こえませんでした。(残念)
 2日間子供たちはフル活動。そのエネルギーはすごかった。こちらはへとへとになりました。登山より大変かもしれない。子供が多く、大人が少ない中、たくさんの料理の手配、運搬、調理。関係者の皆様お疲れ様でした。子供たちへのたくさんの思いやり、うれしかったです。子供たちが大人になったとき、いつか同じことを別の人に別の形でやる日がくると思います。皆さんのおかげで子供たちは大人になるって?を学んでいるようです。

 Sくんはじめ子どもたちにも感謝です。2日間、目一杯遊んでくれてありがとう。H.Yくんが家の都合で夕方帰ってしまい、残念でした。もっともっと一緒に遊びたかったのにね。また山で会いましょう。そしてまたあの歌を聴かせてください。

                                                              記:S.Kさん