権現山山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 3名 健常者 7名
平成26年1月25日 権現山 合計 10名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:初戸(9:15)…雨降山(11:50-12:20)…権現山(13:25-13:40)…浅川峠(14:45-14:55)
        …浅川(15:40)
天気:曇り

 今日は、3月下旬並みの暖かさになる予報だった。しかも快晴の予報だったが、予報より悪く、ずっと曇っていた。それでも、展望に恵まれ、登っている時は薄着にならないと暑くなる状態だった。

 

 上野原から坪山方面に向かうバスに乗り、初戸(はど)で下車する。いつもおなじみのメンバーだが、一応声出しをして出発する。指導標にしたがって、民家の庭のようなところを歩いて登山道に入る。

 

 すぐにジグザグの急登になる。植林帯や雑木林を交互に通り抜け、登っていく。こちらは北側斜面のため、次第に雪が多くなる。しばらく登っていくと、木々の間から雪の多そうな山が見えてくる。奥秩父方面の山だった。

 

 雪の多い斜面をトラバース気味に慎重に登る。傾斜が落ちてきて歩きやすくなる。最後に、植林帯のやや急坂を登り切ると、稜線の雨降山に到着した。曇り空なので、どんよりしているが富士山が見える。権現山まで、まだ40分以上かかるので、ここで昼食タイムとする。冬場はカップラーメンが温かくておいしい。ふかした芋などを振る舞っていただき、おいしく食べることができた。

 

 雨降山からの稜線はしばらく雪のない歩きやすい登山道を進む。Kさんが見てきたネットでの報告によると、稜線には雪がないそうな。しかし、しばらく歩くと雪がふえてきた。

 

 枯れ枝にぶら下がったきれいな緑はウスタビガの繭だ。緑の少ない時期なので、とても映える。木の枝をコゲラやコガラ、シジュウカラ、エナガなどが飛び交っている。

 

 大ムレ神社への階段を上ると、山頂直下の最後の急登が始まる。雪のところも注意が必要だが、土のところもとても滑りやすかった。傾斜が落ちると、木々が少なくなって山頂に到着する。山頂からは、富士山、三ツ峠、御正体山、手前に扇山、百蔵山、北側に目を向けると、近くに三頭山がどんと構え、その左手に雲取山が見え、そこから左手に奥秩父の稜線(飛龍山から国師ヶ岳まで)が連なる。三頭山の東側には御前山、大岳山、そして生藤山や高尾山方面も見えていた。大菩薩嶺から小金沢連嶺は、木の陰で、ちょっと見にくかった。

 

 山頂からの下りもなかなか急坂だ。雪はあまりなかったが、もしものことを考えて、山頂で軽アイゼンを付けて下山した。軽アイゼンの爪には落ち葉がたくさん刺さっていた。いくつかのアップダウンを繰り返し、ようやく浅川峠に到着する。少しくだって振り返ると、権現山から下ってきた尾根がよく見える。左側が切れた細い登山道を過ぎると、そこからは林道だった。雪はまだあるが、みんな軽アイゼンを外して歩いて行く。

 

 浅川で、軽アイゼンや登山靴の泥を落として、バスに乗り込んだ。

 

                                                                 記:網干