大平山山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 3名 健常者 5名
平成27年1月11日 大平山 合計 8名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:平野(10:20)…平尾山(11:35-11:45)…大平山(12:20-13:05)…長池山(13:40-14:00)
        …ホテルマウント富士入り口バス停(15:00)
天気:快晴

 2015年最初の登山は、富士山が見える場所が良いとの要望を受け、富士山の近くの大平山にした。

 

 天気だけが心配だったが、すばらしい天気に恵まれた。しばらく雪も降っていないようで、軽アイゼンも必要なかった。

 

 高速バスの車窓から、富士山がくっきりとひときわ大きく見えてくる。高速バスは終点の山中湖平野で下車し、トイレを済ませた後、歩き始める。

 

 道志みちを歩き、石割山ハイキングコース入り口で石割山方面の車道を歩く。すぐに尾根に上がる予定だったが、登山道の入り口を通り過ぎてしまったようだ。そのまま車道を歩き、駐車場のある東屋で小休止。厚着をしていると背中がぽかぽかして暑いくらいだ。風は冷たいがこれから登りになるので、薄着になって歩く。

 

 石割山方面の登山道を右手に見て、そのまま車道を登っていく。林道となり、沢を渡るとようやく登山道になる。最初は先頭にいたY君が後ろに行き、かなり遅くなってしまった。

 

 先頭は、当初予定していた尾根コースに合流し、緩やかな傾斜を登っていく。しかし、Y君たちがなかなか登ってこないので、しばらく待つことにする。ようやく合流し、一緒に登っていくと、葉を落とした木々の間から富士山が見えるようになった。

 

 尾根をしばらく登り、左にトラバースするようになると、石割山からの登山道に合流する。この尾根は展望がすばらしい。合流したところより、平尾山は少し低かった。しかし、展望は抜群。正面に富士山が見え、左手には山中湖が見下ろせる。その反対には杓子山も見える。すでに3パーティーほどが休憩していた。我々は大平山で昼食にすることにして、先に進む。

 

 平尾山から階段を下る。正面にこれから登る大平山がよく見えている。階段を下りきって、車道の脇にある山道を歩く。さらに階段を登っていく。登り切ったところからさらに少し下る。Kちゃんは、トトロの道だねと言っている。葉を落としているが、両側から伸びた木でトンネルのようになっている。

 

 最後の階段をがんばって登ると、大平山に飛び出した。すでに富士山の山頂は雲に包まれてしまっているが、全く障害物がなく、正面に富士山が見えるすばらしい場所だ。とても広い山頂で、ベンチに座ったり、草むらにシートを敷いてお昼を食べたりする。Fさんがコンロとコッヘルを持ってきて、ココアを振る舞ってくれる。体も心も温まって、心ゆくまで富士山などの展望を楽しむ。残念ながら、今日は南アルプス方面は雲の中で、見えなかった。振り返ると、今日登ってきた平尾山とその奥に石割山、左手に御正体山、右手には丹沢の山々が広がり、山中湖の向こう側には鉄砲木の頭や三国山が見える。さらに富士山との間には愛鷹山も見えている。

 

 大平山からも見晴らしの良い尾根が続く。長池山では、子どもたちが演奏に合わせて踊りたいというので、スマホでYoutubeに接続し、「おどるポンポコリン」や「ソーラン節」などを流す。子どもたちは喜んで踊っていた。

 

 大出山の手前で湖畔に下る予定だったが、時間もあるので、少し遠回りをしてホテルマウント富士経由で下る。ホテルの前からは、三ッ峠山と杓子山がよく見えた。

 

 ここから車道を下るが、途中でY君がトイレに行きたいという。それも小ではないようだ。トイレを探しながら歩くが、なかなかない。途中にあったボーリング場はトイレだけの利用はお断りとしっかり張り紙がされている。もうダメだというY君にがんばれと言いながら、ようやくコンビニを見つける。後ろのメンバーと大幅に距離が空いたと思うが、今はそれどころではない。ようやくコンビニに入ってホッと一息。後ろのメンバーもすでにコンビニに来ていた。

 

 予約していた高速バスを、Kさんが電話で交渉して1本前のバスに変更してもらう。予定より1時間ほど早くバス停に着いたので助かる。レストランでお茶を飲んだグループも戻ってきて、高速バスに乗り込んだ。

 

 1年の最初の登山で富士山をたっぷり楽しんだ1日でした。

 

                                                                 記:網干