夕焼け小焼けの里山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 2名 健常者 8名
平成27年3月29日 黒ドッケ 合計 10名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:夕焼小焼(9:30-中村雨紅歌碑往復-9:50)…黒ドッケ(11:30-12:10)…
        小下沢(13:55-14:10)…日影(14:55)
天気:曇り後雨

 事前の天気予報では、日曜日は曇り時々雨だったが、前日には雨の振り出しは夕方という予報に変わった。京王線の車窓からも青空と共に真っ白な富士山が見えた。気温も高くぽかぽか陽気。

 

 夕焼小焼でバスを降り、自己紹介の後、中山雨紅の歌碑を見に行く。道路を渡ってすぐある案内板にしたがって、坂道や階段を登っていく。歌碑は宮尾神社内にある。歌碑の前で、みんなで「夕焼小焼」を歌って、引き返す。

 

 夕焼け小焼けの里は入場料が必要だが、ハイカーは中を通り抜けさせてもらえる。沢筋にはダンコウバイがたくさん咲いている。アブラチャンだと思っていたが、帰って写真を調べると、花枝だがないので、ダンコウバイだったことを知る。

 

 登山道の脇には、ヨゴレネコノメやカンアオイ、アオイスミレなどが咲く。もうすっかり春だ。尾根に上がってしばらく傾斜の緩いところをアップダウンしていくと、黒ドッケへの最後の上り坂にかかる。

 

 黒ドッケに予定よりも30分早く到着。ここで昼食タイムとする。ここまで、登り初めてすぐ、トレランの女性ひとりに会ったがそれ以外は誰にも会わず、人の多い高尾にしてはとても静かな山歩きとなった。さすがに北高尾山稜に上がると人もいる。黒ドッケで2パーティーに会った。

 

 稜線上からは景信山が近くに見える。そしてどんどん近づいていく。この山稜はアップダウンが多い。黒ドッケで集合写真を撮り忘れたので、次のピークで撮る。足下にはよく分からないスミレも咲いていた。まだ土から出て間もないヤブレガサが何本かあった。このくらいならまだ食べられるだろうか? シュンランもたくさん咲いていた。

 

 小下沢林道への分岐に到着し、休憩せずそのまま下って行く。少し急だが、Mさんもがんばって下っている。10数人の高齢な人たちのパーティーが「80歳の人もいるので遅くてごめんなさい」と言って下って行った。

 

 小下沢に下りると、すぐに沢に行く。ハナネコノメはすでに赤い葯を落として、被写体としては物足りなかった。だが、ニリンソウの写真を撮らせてもらう。

 

 林道はみなさんに先に行ってもらい、途中で沢に下りてハナネコノメを探す。何とか赤い葯の付いているものを探し出せた。

 

 林道脇には、ヤマルリソウやエイザンスミレも咲き、早春の草花たちが一斉に開花したようだ。

 

 それも湯が怪しくなる頃、木下沢の梅林に着く。その付近だけが別世界ではないかと思われるくらい、白やピンクの満開の梅が楽しませてくれた。バス停に着くと同時くらいに雨が降り始めた。

 

 天気も味方してくれて、春爛漫の一日を楽しめました。参加したみなさま、お疲れ様でした。

 

                                                                 記:網干