親子で目指そう富士登山(第2回生藤山)山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 1名 健常者 10名
平成28年5月22日 生藤山 合計 19名 会員外 障害者 0名 健常者 8名
コースタイム:和田(9:55)…山の神(11:30-11:45)…連行山(12:20-12:55)…生藤山(13:25-13:35)
        …三国山(13:40-13:55)…佐野川峠(14:35)…鎌沢入口(15:35)
天気:快晴

 「親子で目指そう富士登山」の第2回目は、生藤山だ。前日の運動会でけがをしたり、疲れたり、体調を崩したりで4人の子どもたちが当日キャンセルとなった。そのため、子どもたちは4人、親御さんは5人、スタッフ7人、別働隊3人という構成で登ることとなった。

 

 すばらしい天気に恵まれたが、逆に高温が心配された。京王線の車中からは、残雪を抱いた富士山がよく見えた。みんなの気持ちが高鳴る。

 

 和田でバスを降り、体操をして出発。車道から広い登山道へと入っていく。ヘビイチゴやクサイチゴが実をつけている。子どもたちは味見をしている。クサイチゴは甘かったようだ。登山道脇の葉にはきれいな模様の蛾が静かに止まっていた。

 

 広い登山道から山道へと登っていく。近くでオオルリが大きな声でさえずっている。視力の良いKさん親子やO君が見つけてくれた。ピントが合うかどうか運任せのカメラでばしばし写真を撮る。途中でビデオでも撮影する。できれば手が4本に顔がもう一つほしいものだ。

 

 急坂を登って山の神に到着。木陰で風が通るここはとても涼しい。気持ちよい場所だ。Iさんが八街から、今年最初のスイカを持ってきてくださった。冷たくてとてもおいしい。いつもIさんには感謝です。

 

 山の神からさらに登っていく。登山道の脇にはヤマツツジが咲いている。少し登ると尾根は平坦になり、とても歩きやすくなる。1班のO君もK君も元気に歩いている。

 

 進行方向から歩いてきたおばさんたちに聞いたら連行山にはベンチがあるとのこと。計画通り連行山で昼食タイムとする。ここでもIさんは子どもたちに木で作った車をプレゼントしていた。 I君はIさんが持ってきたおもしろい眼鏡をつけたので写真を撮ってあげる。その後、I君はカメラを持って周囲の撮影タイム。独特の視点で撮った写真が楽しみだ。

 

 連行山から茅丸を巻いて進み、生藤山への最後の登りにかかる。ここは少し岩のある急坂だ。子どもたちは怖がることもなくぐんぐん登ってくる。頼もしい限りだ。

 

 山頂に到着すると、富士山の方向だけが切り払われている。そこで明るい空に目を慣らしていると、うっすらと富士山が見えてくる。あまり広い山頂ではないが、みんなで集合写真を撮る。狭い山頂より、広くて展望の良い三国山でゆっくりすることにする。

 

 三国山からは、扇山や百蔵山、権現山が近くに見え、その遠くには大菩薩の山々が見えていた。ここからは甘草水、佐野川峠を経て、鎌沢へと下って行く。鎌沢の休憩舎からは陣馬山が正面に見えていた。

 

 昨年に続いて参加しているK君はいつも元気だが、今年はじめて参加した3人の子どもたちも、メンバーの雰囲気に慣れてきて、楽しそうに歩いていた。泊まりとなる4回目の硫黄岳の頃には「みんな仲間」になっていることだろう。

 

                                                                 記:網干