第46回ふれあいハイキング(長瀞)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 4名 健常者 9名
平成28年11月6日 長瀞 合計 13名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:長瀞駅(10:45)…蓬来島公園(11:20-12:35)…長瀞自然のみち入口(13:00-13:10)
        …長瀞駅(16:45)
天気:快晴

 今回は、11年前に実施した長瀞ハイキングと同じコースを歩く。ただ、当時より2週間ほど早い。今回の紅葉は5分程度だっただろうか? あと1週間から2週間できれいに紅葉するものと思われた。

 

 長瀞駅に集合し、自己紹介をして歩きはじめる。長瀞駅は、宝登山に登る人や岩畳、舟下りを楽しむ人たちでごった返しているが、我々の歩くところは、とても静かで人はほとんどいない。喧噪から離れて、静かに自然のみちを楽しむことしよう。

 

 まずは、駅の東側に出て、北桜道を歩いて金石水管橋(かないしすいかんきょう)に向かう。少し歩くと、ヒッヒッヒッとジョウビタキの声がする。早速雄のジョウビタキが出迎えてくれた。まだ、北の国から渡ってきたばかりだろう。

 

 立派な道標を頼りに細い道に入っていく。この橋からの眺めはすばらしい。下流側は順光でくっきり見える。上流側は逆光で、川が光って見える。それぞれ違った美しさを見せてくれる。橋を渡った先には長瀞オートキャンプ場があるが、紅葉した木々があり、とても美しい。

 

 前回は、休憩料を払ってキャンプ場で休憩したが、今回はすぐ隣にある蓬莱島公園でお昼にする。あまり島のようには見えないが、ここは荒川に突き出た島に違いなかった。行きと帰り、別の橋を渡った。

 

 公園内を少し歩き、 荒川の畔で昼食タイムにする。舟下りの舟が何艘も下っていく。カメラマンの方が、「こっちを向いて」と行っている。船頭さんが、「あの人は一日中あそこにいるので、手を振ってあげてください」という。暇な時間が多いと思うが、舟を見逃したら大変なので、どこにも行かれず居眠りもできないので、なかなか大変な仕事だ。

 

 私たちは、昼食を摂り、集合写真を撮ってそこを立ち去る。緑が多く整備された蓬莱島公園をゆっくり歩き、公園の駐車場に行く。今回、2014年2月の片瀬古道以来2年8ヶ月ぶりに参加したKMさんが、疲れて腰が痛いので、ここから引き返して帰ることになる。全盲の旦那さんは、一人でそのままみんなと一緒に歩くことになる。高齢になってもお互いに自立していてすばらしい。

 

 所々紅葉の美しい山里の道を歩いて行く。途中で、舗装道路から離れて、細い土の道を進む。細い道は、春日神社に通じている。神社のすぐ先には長瀞トンネルがある。トンネルの手前に東屋があり、ここからが自然のみちとなる。東屋で休憩して自然のみちを歩く。

 

 木々がまばらなところから岩畳が見える。しかし、こちらの足下は垂直に切れ落ちているようだ。近づかないように注意して岩畳の写真を撮る。

 

 自然のみちが終わると、国道に出る。国道沿いにどんどん進み、途中から国道を離れ、細い車道を歩く。秩父鉄道の踏切を渡り、荒川にかかる親鼻橋に出る。親鼻橋からの眺めもなかなかすばらしい。

 

 上長瀞駅への道を歩き、駅を左に見て荒川方面に進む。すぐに岩畳かと思ったが、まだ岩と砂の混じる川の畔だった。川ではカヌーをしている人たちがいる。秩父鉄道の電車が鉄橋を渡る。いろいろ楽しめたが、やはり歩きにくいので、元の道に戻る。遊歩道のようになったところを歩き、長瀞駅近くの岩畳に向かう。

 

 岩畳に来ると急に人が増える。せっかくなので集合写真を撮る。そして、人でごった返す商店街を歩いて長瀞駅まで行く。長瀞駅で帰る電車を待っていると、ちょうどSLが入ってきた。C58だ。このSLは休日の1日に1往復しかしないのだが、とてもタイミング良く見ることができた。

 

 帰りの電車では、お花畑で降りるところを、間違って秩父駅で電車を降りてしまい一電車遅れてしまったが、西武秩父駅始発の電車に乗って、みんなで楽しく池袋駅に向かった。

 

                                                                 記:網干