葛城山・発端丈山山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 3名 健常者 8名
2020年1月12日 葛城山・発端丈山 合計 11名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:田京駅(10:00)…みかん園(10:35-10:40)…葛城山(12:10-12:45)…
        益山寺分岐(14:35-14:40)…発端丈山(15:05-15:15)…長浜(16:45)
天気:曇り

 今回の3連休は、真ん中の日曜日だけ雨の予報だった。しかし、直前で曇りの予報になり、富士山は期待できないけど、予定通り実施することにした。

 東京付近はスッキリ晴れていたが、三島に着くと完全な曇り空になっていた。田京駅から葛城山に登る人は少なく、田京駅で降りた登山者は我々だけだった。

 まずは車道を歩く。踏切を渡ると、左手にこれから向かう葛城山と岩登りのゲレンデとして有名な城山が見える。葛城山には、ゴンドラの鉄塔が見えていた。

 狩野川にかかる大門橋を渡る。そこから左手に折れて、狩野川の畔を少し歩く。村祭りだろうか、太鼓をたたきながら歩く人たちが見える。私たちもその方向に歩いて行く。

 みかん園の入口で、村祭りの人たちに追いつく。風もなく汗ばむくらいなので、防寒着を脱ぐ。ここから先もまだ舗装されている道を登る。

 登っていくと地元の人が声をかけてくれた。今日は、みんなが仕事をしている見張り役とのこと。そのまま通り過ぎたが、IさんとSさんが、その方から一人2個ずつミカンをもらってきてくれた。後でいただいたミカンは、とてもおいしかった。

 尾根の上に上がると、ミカン畑が見下ろせるようになり、箱根方面も見えるようになった。まだ舗装道路は続くが、そこから葛城山を巻くようになる。

 道路の両脇にはスイセンが咲いている。葉を落とした木々には、ウソが飛び交っていた。少し行くと、ゴンドラの下を通過する。乗っている人は少ないが、ゴンドラはたくさん動いている。

 葛城山への最初の登山口に着いたが、急に見えたこともあり、もっと先に行こうということになる。少し先に、もう一つの登山口があった。そこを登るが、地図では、さっきの道より、山頂に近いが、傾斜は急だ。みんながんばって登っていく。

 ジグザグに登っていくと、稜線が近づいてくる。足がつったり、足を滑らせたりすす人がいて、いろいろあったが稜線に到着する。ここは、もう山道ではない。ゴンドラで上がってきた人たちが大勢歩いている。私たちは、まず山頂を目指す。山頂にはすぐに着いた。

 山頂で昼食タイムとする。山頂からは、箱根の神山、駒ヶ岳や、沼津アルプス、愛鷹山、天城山などが見えていたが、富士山は裾野がわずかに見えるだけで、山の姿は見えなかった。

 山頂で集合写真を撮った後、隣のピークに向かう。ここは、恋人の聖地になっていた。さっきから鳴っていた鐘は、ここにある鐘だった。YAMAPの地図では、ここから発端丈山に向かう道が書かれているが、どうみても道はない。引き返すことにする。引き返す途中にも登山道が書かれているが、ここにもやはり道はなかった。下の舗装道路まで戻ることにする。

 舗装道路をしばらく歩くと、発端丈山の登り口があった。そこを登り、益山寺への分岐で右に進路を取る。この頃、少し雨を感じるようになる。しかし、かすかに感じる程度で雨具は不要だった。

 最後に階段状の所を登ると、発端丈山の山頂に着く。目の前に駿河湾が広がり、すばらしい展望だ。以前はこんなに見えなかったが、木を切って展望をよくしたようだ。展望が良いのはありがたいが、やはり山は自然のままの方が本来の姿で良いのだが。

 発端丈山からは、急坂の下りとなる。すでに予定時間はかなりオーバーしているが、慎重に下る。傾斜も落ちたところで、道が分かれるが、ロープの張られている方を避け、傾斜が緩そうな方に下ることにする。こちらは、駅から遠いため、バスの時間が早いが、歩きやすい方を選択して間違いなかったようだ。長浜のバス停に計画より約1時間遅れで到着する。バスもちょうど1時間遅れ。計画を作った私が行き先を間違っていたようで、三島行きのバスはなく、沼津駅行きのバスに乗る。

 バスの車窓から、日が落ちた黄昏の駿河湾が見えていた。オレンジ色の空は美しい。明日はきっと晴れるだろう。

                                                               記:網干