草戸山山行報告
実施日 山名 参加者 会員 障害者 2名 健常者 2名
令和4年4月10日 草戸山 合計 4名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:高尾山口駅(9:20)…登山口(10:00-10:10)…西山峠(11:00)…
        草戸山(12:15-13:00)…高尾山口駅(14:50)
天気:快晴

 コロナ禍でアルプの活動が中断していたが、ようやく2年ぶりの山行の開始になった。


 天気は快晴で風もなく、初回の山行に相応しい天候となった。高尾山口の駅前は朝からたくさんの登山者で賑わっていた。しばらくして、今日の参加者の人たちと会い、登山口までどうするか相談した所、少し距離はあるが国道沿いを歩くことにした。登山口は有名な料亭うかいに行く途中にあり、その周辺の斜面ではすでにニリンソウがたくさん咲いていた。

 西山峠までは初め舗装された道を歩き、緩やかな登山道に入って行く。小さな沢を渡りながら登っていくと、前から声をかけられた。その人は伴走をするバンバンクラブの人で、地元なので登山道や花畑の手入れをしていると話をしてくれた。少し登っていくと、そこはニリンソウの花畑になっていた。今日はまだ満開ではなかったが、広い斜面一面に咲いていたので初めて来た人はきっと感動するだろう。参加者は思い思いに写真を撮った後、峠へ向かった。

 峠でひと休憩した後、目的地の草戸山方面に向かった。稜線を歩いて右側には津久井湖とのどかな里山の風景が見えた。展望台では城山湖と都会の街並みを望むことができたが、空は春霞でかすんでいた。しばらくして、ちょうどお昼時間に草戸山に到着した。ここは、休憩場所やベンチが多く、他の人と距離をおいて食事する事ができた。参加の深澤夫妻にはコーヒーと甘いお茶菓子まで頂き、ありがたく頂いた。萬代さんも交えてお互いに話をしていると、時間が経ちいつもより長めの昼休憩となった。

 草戸山から少し下って行くと、歩いて左側には高尾山の山並みを見ることができた。所々に山桜の模様が見えたが、花のピークは過ぎたようで色あせて見えた。高尾山口駅までの下り道にはいくつかのアップダウンや段差があり、木々の根も結構張っていたので、視覚障害者にはサポートがないと歩きにくいと感じた。萬代さんには登山の途中で色々と花木の話をして頂き、普段なら見過ごしてしまうクロモジの葉はいい香りがして、花も咲くなど教えて頂いた。


下山口から高尾山の表参道に出ると、人が多くこれまでの山の静けさが?のように思われた。無事、午後3時前に高尾山口駅に到着した。行きの登山口まで歩くことにしたので、予定より遅い到着時間になったが、今日一日のんびりとした楽しい山行となった。

                                                               記:加登