日ノ出山・御岳山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
4名
健常者
13名
1
平成16年3月7日 日ノ出山、御岳山 合計 20名 会員外 障害者
1名
健常者
2名
  コースタイム:上養沢(9:00)…養沢鍾乳洞(9:50)…日ノ出山(11:05,11:40)…
         御岳山ビジターセンター(12:50,13:20)…滝本(14:10)
天候:
晴れ後雪後晴れ

 今回は、大岳山の予定だったが、下見の結果、雪が多く、桟道が危険だったため、危険箇所のほとんどない日ノ出山から御岳山に変更した。
 きれいな青空の下、上養沢でバスを降り、声出しをして歩き始める。天気はよいが気温はかなり低い。舗装道路を歩いて、まずはウォーミングアップ。
 体がほんのり温まった頃、御岳沢の橋を渡って樹林帯の登りとなる。今回のコースはとにかく階段が多い。石の階段から尾根に上がると木の階段になる。所々、階段を避けながら登って、大岳鍾乳洞跡で休憩。さらに岩場につけられた良い道をジグザグに登る。
 ここまでほとんど杉林であったが、金毘羅尾根に飛び出すと、樹林が切れて、展望が良くなり始める。当初登山を予定していた大岳山が西の方に見える。と思ったら、大岳山方面は、雲に包まれはじめた。こちらもどんよりした雲が上空を覆っているなと思っていたら、なんと小雪が舞い始めた。朝は、あんなに天気が良かったのに、山の天気は変わりやすい。小雪の舞う中を山頂に向けて、急な階段を登る。
 山頂は、大勢の登山者でごった返していた。一角で場所を確保し、少し早いが昼食にする。青梅線の向こうの山々がよく見える。反対側は、丹沢方面か? 大山らしい山がきれいな三角錐の姿をしている。その右には、丹沢の主稜がさらに高い峰々を連ねている。
 昼食を食べていたら、いつも何か忘れ物をするNさんが、今回はコップを急斜面の下に落としてしまった。何とか平らなところがあったので、ストップしてくれた。

 山頂を後にして、整備された登山道を御岳山に向かう。別パーティーの子どもが3人、楽しそうにはしゃぎながら、我々としばらく同行し、ご両親?と一緒に追い越していった。さらに行くと今度は捨て犬に出会った。後の班の人たちが、やせ細った犬に餌をやっていた。飼い主のモラルの低さに、腹が立つ。
 小雪が舞ってきた曇り空も、御岳山が近づく頃には、日が差し始める。日が当たると、ぽかぽかして暖かい。迷路のような御岳山の民家を抜け、ビジターセンターに到着。ここでトイレにするが、センターの前にある餌台には、ヤマガラやコガラヒガラなどが代わる代わる訪れてくる。センターに設置された望遠鏡で見ると、カワラヒワに混じってアトリも見ることができた。さらに、黄色のマヒワや地味なカヤクグリも姿を現した。

 思いがけないバードウォッチングを楽しみ、ケーブルカーの脇を通って滝本に向かう。大きな杉を見ながら歩いていると、頭の上で「こつこつ」とコガラのドラミングが聞こえた。長い下りを頑張ってバス停に到着。今回は、思いがけない野鳥との出会いや、急な天気の変化など、いろいろ楽しめた山行ではなかったかと思います。

記:網干

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