房総風土記の丘ふれあいハイキング報告
NO.
日付
場所
参加者
会員 障害者(視障)
1名
健常者
11名
1
平成17年5月22日 房総風土記の丘 合計 16名 会員外 障害者
0名
健常者
4名
  コースタイム:下総松崎駅(10:20)…旧学習院初等科正堂(12:10,13:00)…安食駅(15:40) 天候:
曇り

 ヒバリやセッカがさえずる下総松崎駅で自己紹介などをすませ、まずは坂田ヶ池に向かう。

 ダイサギやオオヨシキリ、カワラヒワを望遠鏡で見たり、タンポポに似たブタナを見たりしながら、ゆっくり歩き、池に着いた頃、ホトトギスの声が聞こえた。

 池をほぼ一周し、水性植物園を楽しんだり、ヤマガラを間近に見たりした。道はチップを敷き詰めて、足に優しく、歩きやすい。中間の浮き橋を渡り、そこから風土記の丘に階段を上がる。登り付いたところには、101号古墳があり、ブタナが一面に咲いて美しい。正面には埴輪も並べられ、ブタナとのコントラストがきれいだった。

 その脇にある旧学習院初等科正堂の前の広場で昼食にする。コンロでお湯を沸かし、コーヒーを振る舞った。今回は、人数も少なかったので、輪になって食べることができた。野鳥の先生として参加してくださったSさんが、指笛で「涙そうそう」などを演奏していただき、すばらしい音色にみなさん感激でした。

 そこから、岩屋古墳に向かう。岩屋古墳は風土記の丘の中でも、最も大きな古墳です。ワラビが生えていて、今晩のおかずにする人もいました。

 初等科正堂の表側に出ると、ユリノキがきれいな花を付けていたので、観察して楽しむ。そこから、旧平野家住宅に入り、古い脱穀機などを見学する。昔、使っていたという人もいて驚く。そこから、風土記の中をいくつもの古墳を見ながら歩き、ヤマツツジが美しいところを過ぎ、遠くの印旛沼を見下ろす。

 資料館の脇を通り、「白鳳の道」を通って、龍角寺に向かう。足の不自由なHさんが、途中のバス停で帰ることにした。龍角寺は、西暦709年に立てられたらしい。当時の面影は、礎石などでしか確かめられないが、竜の伝説などをSさんから聞き、歴史を偲ぶことができた。

 あとは、アスファルトの道をひたすら安食駅に向けて歩いた。上空に、グライダーが悠然と飛んでいた。

記:網干

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