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コースタイム:
5/21 車止め(8:20)…行者還トンネル西口登山口(8:30)…(谷コース)…奥駈道出合…
弁天の森(10:05)…聖宝ノ宿跡…弥山小屋・天河奥宮(11:15-11:25)…
八経ヶ岳(11:45-12:10)…弥山…聖宝ノ宿跡…弁天ノ森…奥駈道出合…
尾根コース…行者還トンネル西口登山口…車止め(14:30)
5/22 大台ヶ原駐車場(5:50)…日出ヶ岳(5:25-5:40)…正木峠…正木ヶ原(7:30)…
牛石ヶ原(7:35…大蛇ー(7:50-8:10)…シオカラ谷(8:45)…大台山の家…
大台ヶ原駐車場(9:25)
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天候:
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今週の土曜・日曜は、百名山である八経が岳(近畿最高峰、1914.9m)と大台ヶ原・日出ヶ岳(1694.9m、東の川・シオカラ谷遡行から)を計画する。
☆5月21日
早朝3時、大阪を出発する。近畿自動車道、西名阪自動車道、橿原市、明日香村を通り、国道306号線を南下し、行者還トンネル西口登山口へと向かう。道中は、飛鳥の遺跡、寺院で歴史の宝庫である。また、山岳に入ると、世界遺産・大峯奥駈道という案内板が所々にでてくる。温泉と渓谷の宝庫となる。川迫川渓谷沿いに進む。途中309号線行者還トンネル500m手前崩壊のため通行止めという情報が入る。崩壊を徒歩で越え登山口にいけろだろうとそのまま車を進める。
7時50分、通行止めの所に着く。登山者の車が10数台駐車している。ここから登山口まで行ける。途中あきらめないでよかった。休憩とり山支度をしていると、続々登山目的の車が到着している。
8時20分、山支度をして出発する。崩壊は、国道を10m程寸断している。容易に渡れる。10分程で登山口に着く。登山届を出し、入山する。谷沿いに新緑の中進むと、木の橋が谷を渡っている。その先で谷コースと尾根コースに分かれている。他の人達は尾根コースに行くが、私は谷コースを取る。谷は枝沢でもあり水量は少ない。水を汲み、谷沿いを進む。今日は快晴であるが、沢風が涼しく気持ちいい。水が涸れ少し行くと登山道は左岸山腹をジグザグに登っている。上部にはシャクナゲが咲き乱れている。
9時20分、奥駈道出合に着く。少し進み、展望のよいところで、朝食をとる。後方に行者還岳、右手前方に八経ヶ岳がみえる。昨日買ったピザとコーヒーで腹を満たす。景色も満喫し、重い腰を上げる。弁天の森付近から、弥山のどっしりした姿を仰ぎ見る。かなりな急登である。聖宝ノ宿跡を過ぎ、弥山へ登りにかかる。ジグザグの登山道であるので、わりと疲れない。上部のほうは、木道の階段となる。11時15分、弥山小屋に着く。そのまま、奥宮に参拝して一息入れ、正面の八経ヶ岳に向かう。このあたりは、縞枯れとなっている。シカの食害の防止柵の扉を何回か通過する。
11時45分、八経ヶ岳山頂に着く。360度の展望が広がる。北方には山上ヶ岳、行者還岳、弥山と続く。南方には釈迦ヶ岳。約7日の行程の大峯奥駈道がこの山々を通っている。東方には、明日の予定の大台ヶ原が見える。昼食を済ませ、12時10分、往路を戻る。奥駈道出合では、尾根コースを降りる。谷コースより急登である。シャクナゲが咲き誇っている。シャクナゲを楽しみながら下降する。登ってくる人たちはフーフー言いながら登ってくる。尾根コースを降りに使って、ラッキーだった。2時30分車止めに着く。洞川(どろがわ)温泉にて汗を流し、大台ケ原に向かう。
☆5月22日
昨日、午後6時に大台ヶ原駐車場に着き、車中泊をする。夜半雨が降り出す。大台ヶ原は、屋久島の雨量よりも多いと聞く。登山地図の小誌には、年間雨量4800mmとある。増水していたら危険なので、東の川・シオカラ谷遡行は中止として、東大台の山上周遊に変更し、再度眠りにつく。
5時50分、ビジターセンター横より日出ヶ岳に向かう。空はどんよりと曇っている。公園のように整備された道を進む。曇っているが、早朝の澄んだすがすがしい空気である。途中、写真をとっている人、特殊な録音機で鳥のさえずりを録音している人がいる。5時25分、日出ヶ岳の山頂につく。展望台からは、大峰の山々−昨日登った弥山・八経ヶ岳、尾鷲湾が雲の切れ間にもえる。山頂は、シャクナゲが咲いている。昨日八経ヶ岳で会った老夫婦(埼玉の上尾から来たとの事)に挨拶し、トウヒの立ち枯れ、笹の原の風景の中、正木ヶ原、神武天皇の像が建っている牛石ヶ原と進む。
7時50分、大蛇ー絶壁に立つ。谷底に東の川・シオカラ谷がはっている様子が分かる。中の滝(245m)だろうか、遠くに豪快に落ちる滝も見える。もちろん西方の山々も遠望できる。小雨がばらついてきたので、合羽着る。
シオカラ橋までシヤクナゲが転々と咲いている。シオカラ橋を渡り、登りにかかり、大台山の家を見て、9時25分大台ヶ原駐車場に着く。
大台ヶ原ドライヴウェイの途中より、小処(こどころ)温泉へと降りる。秘湯につかり、帰阪する。
記:平野
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