生藤山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
6名
健常者
13名
1
平成17年4月24日 生藤山 合計 19名 会員外 障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:石楯尾神社(10:30)…生藤山(12:30)…生藤山の下(12:50,13:15)…
         連行峰(13:45,13:50)…山の神(14:30,14:50)…和田(16:10)
天候:
快晴

 上野原に着き、井戸行きのバスを待つ。どこかでお会いした人たちが大きなザックを背負って、私たちの後に並んだ。久しぶりにお会いした旧FAYAMの人たちだった。

 石楯尾神社で降り、トイレをすませ、声出しをして出発する。
 周辺の民家には、色とりどりの花が咲き、山の斜面には芽吹いた木々が、ほんわかと丸みを帯びて、とても柔らかく感じる。

 車道から山道にはいると、ミソサザイの歌声が高らかに聞こえてきた。キジの声も聞こえた。次第に傾斜を増してくるが、足下にはタチツボスミレやエイザンスミレ、ナガバノスミレサイシンなどが咲いている。イカリソウも咲きはじめていた。少し汗ばみはじめた頃、佐野川峠に到着する。ここで、急な登りが終わるので、ホッと一息。雑木の林は、緑が柔らかく、ほのぼのとしている。
 尾根に沿って登っていくと、桜がちらほら現れてきた。すでにかなり花弁を落としていて、少し遅かったようだ。

 甘草水に着くと、先程の旧FYAMAの人たちが、テーブルを囲んでお花見宴会をしていた。帰りに、残った酒を持っていって欲しいと言ってもらったが、残念ながらここには戻らないため残念。コースを変えたいなと心が揺らぐ。
 ここで、お昼にしようという話も出たが、山頂まで憩うという意見が勝り、山頂に向かうことにする。三国山に近づくと、久しぶりにアケボノスミレに出会った。アカネスミレも咲いていた。花弁の紫が濃く、中心部分に短い髭が無数にある可愛いスミレだ。

 三国山を過ぎ、岩場を登って生藤山に到着。山頂が狭いので、少し行ったところで休憩すると、先頭は先に行ってしまった。山頂にいたメンバーで、記念写真を撮り、山頂を後にする。この下りは、急な岩場で、ざらざらしたところも多く、滑りやすい。慎重にサポートしながら、無事に巻き道との合流点に着き、そこで昼食にする。

 連行峰から山の神への尾根は、ミツバツツジがそこかしこに咲き乱れ美しい。山の神で、ゆっくり休憩していると、Nさんがオカリナを吹いてくれた。流れるようなメロディーに、みんな感動していると、ヒガラが縄張りを侵されたと思ったのだろうか、すぐ近くまで飛んできた。それくらい、美しい音色だった。
 山の神から急な道を下っていく。どうしてこんなところにあるのかと思う一軒家を過ぎ、茶畑を右手に見ながら下る。前方の谷に面した斜面は、春の芽吹きの木々で、とても優しい色に染まっている。林道におり、酒屋さんの前でビールを買っていると、祭りの御輿が車に乗って上がってきた。今日は、この付近のお祭だったようだ。
 前方に100匹くらいの鯉のぼりが風に泳いでいるところに来ると、そこがバス停だった。バスの時間まで間があったので、そこでバスの時間までビールを飲む人、タクシーで帰る人、歩いて駅まで帰る人に分かれて、駅に向かう。
 春の一日を、いろんな花を見ながら楽しめたのではないでしょうか?

記:網干

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