筑波山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
1名
健常者
4名
1
平成17年5月8日 筑波山 合計 5名 会員外 障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:筑波神社(9:40)…ケーブルの中間点(10:45,10:50)…
         御幸ヶ原(11:45,12:15)…女体山(12:45,12:55)…弁慶七戻石(13:45,13:55)
         …つつじヶ丘(14:35)
天候:
曇り

 天気予報は良かったのだが、高気圧から吹き下ろす北東風の影響でしょう、少し厚い雲が空を覆い、肌寒い1日だった。

 高速バスを筑波駅で降り、筑波神社行きのバスに乗り換える。バスを降り、神社左手のケーブル乗り場を左に見て、登山道を登りはじめる。足下には、ナルコユリが咲いている。前日の雨の影響か、登山道は滑りやすい。ミツバツツジなどを楽しみながら、ゆっくりと登る。イカルの「おきくにじゅうし」というさえずりが、とても近く、きれいに聞こえる。しばらく登ると、オオルリの声も聞こえてきた。ヤブサメや遠くでツツドリの声も聞こえる。

 中の茶屋があると思ったが、なくなっていたようだ。しばらく登ると、ケーブルの行き交う中間点に到着し、休憩する。ヤマツツジが咲き、他にも見たことのないツツジが咲いていた。たぶん、園芸品種ではないだろうか?

 中間点から左にカーブするケーブルに沿って登る。さらにケーブルのトンネルの上を通り、少し下る。そこから、階段登りが続く。そろそろかなと思うが、なかなか着かない。階段を上っていくとニリンソウの群生地が現れた。タチツボスミレも紫色の花弁をちりばめている。ホオジロのさえずりが聞こえてきたら、そこが御幸ヶ原だった。おなかも空いたので、ここで昼食にする。周囲はガスにまかれてほとんど見えず、寒くなってきたので、早めに出発する。

 御幸ヶ原から山頂への道は、テンナンショウの仲間やムラサキケマンが咲いている。ツツジもいろんな種類があった。急な石段を登ると、そこが女体山の山頂だ。ここは数少ない一等三角点の山。晴れていれば、すばらしい展望なのだが、あいにくのガスで麓付近がわずかに見える程度だった。

 下山は、奇岩の連続するつつじヶ丘への道を下る。石が滑りやすく、慎重に下る。大仏岩、出船入船岩、母の胎内くぐりなどを見たり通過したりしながら、弁慶七戻りの岩の下を通り、茶店で休憩する。外にある椅子を利用させてもらっていると、「ここは無料ではない。ふざけるんじゃない」と罵声を浴びせられる。仕方なく、400円の甘酒を飲むことにする。

 何はともあれ、体が温まり、下山を続ける。樹林が切れてくると、ツツジが並木のように植えられた場所に着く。足下には、ニオイタチツボスミレが咲いていた。ツツジの咲く斜面を下り、ガマ大明神を過ぎると、つつじヶ丘の駐車場に着く。バス停に行くと、つつじヶ丘から筑波駅に行くバスは、1日に1本だけだった。その1本に乗り、つつじヶ丘を後にする。

記:網干

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