大蔵高丸山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
5名
健常者
10名
1
平成17年5月15日 大蔵高丸 合計 15名 会員外 障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:湯ノ沢峠(10:30)…大蔵高丸(11:30,11:45)…ハマイバマル手前
         (12:15,12:40)…湯ノ沢峠(13:50,14:00)…林道(14:50,14:55)…桑西(16:35)
天候:
曇り 時々雨

 甲斐大和を降りると小雨が降り始めた。湯ノ沢峠に着き、タクシーを降りる頃には、雨は止んでいた。周囲では、コマドリやヒガラが歌っている。

 声出しをして、登りはじめる。少し上がると草原になり、夏にはマツムシソウやオミナエシなどでお花畑となるところだ。また展望も良いところだが、今日はガスに包まれて何も見えない。ただ、足下には、タチツボスミレやエイザンスミレが美しく咲いている。
 しばらく行くと雨が降り出した。足下は、非常に滑りやすい。注意して登っていくと、大蔵高丸に到着する。雨は止んだが、ガスに包まれて何も見えない。雨も降り出しそうなため、ここで引き返そうかと提案すると、少しガスが薄くなってきた。せっかくだからもう少し行ってみようという声にしたがって、ハマイバ丸に向けて歩き始める。すると、急にガスが切れ始め、周囲の景色が見え始めた。あれよあれよという間に、青空も見え始める。大蔵高丸で引き返さなくて、大正解でした。

 足下には、アケボノスミレやアカネスミレも咲いている。小さなリンドウはタテヤマリンドウだろうか? 木々は芽吹きの状態で、生育は、平年よりかなり遅れているのではないだろうか? ヤマザクラやムシカリの花もきれいに咲いていた。草原状の気持ちの良い道を歩いていく。ハマイバ丸の少し手前と思われる展望がよく、気持ちの良いところで昼食にする。青空が見え、日も差して、とても気持ちよくお昼を食べる。富士山は見えなかったが、滝子山や山腹の芽吹きが美しかった。

 昼食後は来た道を湯ノ沢峠まで引き返す。滑りやすいところがあるので、慎重に下る。芽吹きはじめたばかりの木々がとても眼に柔らかく感じる。あまりバスの時間まで余裕がないので、休憩もそこそこに湯ノ沢峠から下りはじめる。熊出没注意の看板が目を引いた。
 何度か小さな沢を渡りながら、下っていく。マムシグサが、鎌首を立てている。ニリンソウのような花が咲いていたが、少し葉が違うようだ。サンリンソウだろうか? コマドリやミソサザイの歌声も聞こえてくる。

 登山道から林道に出た。ここからは気楽に下れるが、アスファルトのため、足が痛くなる。途中で雨が降り出したが、すぐに止む。今日は天気がめまぐるしく変わり、変化に富んだ1日だった。麓は新緑が美しく、少し芽が伸びていたがタラノメもあった。桑西からは、我々以外に3人しか乗っていないバスで大月に向かった。

記:網干

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