鉢伏山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
3名
健常者
9名
1
平成17年9月3日〜4日 鉢伏山 合計 13名 会員外 障害者
0名
健常者
1名
  コースタイム:9/3 鉢伏山荘(10:45)…鉢伏山(11:10,11:30)…鉢伏山荘(11:50,12:25)
            …高ボッチ高原自然保護センター(14:15)…林道(15:15)…
            塩尻峠展望台の上(16:35)
天候:
9/3 曇り一時雨
9/4 曇り時々晴れ

★9月3日
 塩尻駅で予約しておいたタクシーに乗って、鉢伏山荘を目指す。急な車道をぐんぐん上がると、広々とした牧場が現れ、歓声が上がる。見晴が良く、牧歌的な雰囲気のところに、車で簡単に来られることに驚き、期待が膨らむ。

 目指す鉢伏山も見えてきた。鉢を伏せたような山容を見て、みなさん山名に納得する。鉢伏山荘でタクシーを降り、山頂に向けて登り始める。足下や草原には、トリカブトやウメバチソウ、ハクサンフウロ、カワラナデシコなどが咲いている。小さなコゴメグサの仲間は、タチコゴメグサだろうか? またハナイカリかなと思う花も咲いていた。

 岩がゴロゴロした道を登ると、すぐに山頂に着いた。展望台に登り、大声で歓声を上げる人や四季の歌を歌い出す人もいた。でも、どちらも同じ人だったような・・・。(^^)
 山頂は、天気がよいと北アルプスから南アルプス、そして八ヶ岳や富士山まですばらしい展望を楽しめそうだったが、今回は雲が多く、近くの美ヶ原や霧ヶ峰方面、そして足下の諏訪湖が見えているだけだった。

 鉢伏山荘に戻って昼食を取り、ここからアスファルトの車道を歩くことになる。舗装されていると、ショックがそのまま足に跳ね返ってきて痛くなる。早く終わって欲しいと思いながら、歩を進める。キベリタテハやヒョウモンチョウの仲間が、花から花へ舞い楽しませてくれる。

 車道を歩いて、高ボッチ山への分岐にある高ボッチ高原自然保護センターからそのまま下ることにした。時間が遅れていることもあり、少し離れている高ボッチ山は見送る。タクシーから見えた牧場の脇を歩き、駐車場に出たところで、時間が遅れていることをタクシー会社に電話する。東山の近くに行ったら、もう一度電話することにして電話を切る。

 ここから登山道に入るが、入る人が少ないようで、道は少し不明瞭だ。それでも赤いテープなどを探しながら、前進する。途中から、急な斜面を真っ直ぐに下るところに出た。ルートをジグザグに取らず、真っ直ぐに取っているため下が見え、しかも滑りやすいため慎重にならざるを得ない。
 ここをようやく過ぎると林道に出た。ここを歩きながら、タクシー会社に電話を入れ、塩尻峠より少しでも上まで上がってもらうことにした。低く傾いた太陽がススキの穂を金色に染め、その脇を少し足早に歩いていくと、ようやくタクシーが見えた。みんなタクシーにお礼を言い、岡谷駅まで運んでもらう。
 岡谷駅で日帰りの人たちと別れ、Iさんの山荘に行くため小淵沢向かう。小淵沢からIさんの車に乗せていただき、温泉に入り汗を流して、Iさんの山荘に向かう。山荘で、食事の準備をしてくださっていたIさんの奥様に感謝し、その夜は3時まで語り合っていた方もいた。

★9月4日
 朝起きて、山荘のベランダに出ると、巣箱が3カ所に取り付けられていた。この巣箱にすべてシジュウカラが入るそうだ。その様子をベランダから双眼鏡でみているというIさんの環境にうらやましさを感じる。

 朝食を食べ、ゆっくりしたあと、バーベキューの買い出しにIさんを含めて3人の方に言っていただく。残ったメンバーは、Iさんの奥さんの案内で近くを散策する。林の中では、リスが木を上下に行ったり来たりしている。またエナガやヤマガラも、木々を飛び交っている。そんな様子を観察し、山荘に帰ってバーベキューにかかる。NさんのオカリナやIWさんのフルートを聞きながら、バーベキューに舌鼓を打つ。楽器の音色は、林にこだまし、Fさんはこんなひとときを過ごせて最高に幸せだったと言っていた。
 帰る時間が迫り、名残惜しいIさんの山荘を後にして小淵沢駅に向かう。小淵沢からは2階建ての快速ビューやまなしで都内に向かった。

記:網干

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