伊豆ヶ岳山行報告 |
NO. |
日付 |
山名 |
参加者 |
会員 | 障害者(視障) | 3名 |
健常者 | 5名 |
1 |
平成17年10月15日 | 伊豆ヶ岳 | 合計 15名 | 会員外 | 障害者 | 0名 |
健常者 | 7名 |
コースタイム:正丸駅(9:40)…正丸峠への分岐(10:20)…伊豆ヶ岳(12:10,13:00)… 正丸峠(13:50,14:10)…正丸駅(15:10) |
天候: 曇り一時雨 |
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天気予報が直前まで良くなく、実施するかどうか苦しい判断を迫られていたが、寒冷前線が関東周辺の山にブロックされて、雨の降り出しは遅れるだろうと読んで、決行することに決める。当日の早朝、天気予報を見たら、降水確率が20%程度に下がっていて、ホッと一安心した。 池袋駅では、明るく元気の良さそうな立教大学の学生たちが、声をかけてきてくれた。乗り換えのない快速電車に乗り正丸駅で下車する。ここで、立教大学のN先生、初参加のSさん親子、そしてAさんと落ち合い出発する。 しばらくは舗装道路を歩く。柿の実が赤く熟し、コスモスが咲き、秋の風情が感じられる。コスモスには、オオスカシバがハチドリのようにホバリングして、長い管で蜜を吸っている。Sさんの娘さんYちゃんは7歳だ。道の脇や電柱の上に張ったクモの巣を数えながら歩いている。 正丸峠への分岐から直接伊豆ヶ岳に登るコースに進む。歩きやすかった道は、次第に沢沿いとなり、滑りやすく段差の多い道となる。さらに名郷へ抜ける道を右手に見送り、沢沿いの道を進む。沢の奥まで来ると、植林帯の急坂が待っていた。足下もズルズルと滑りそうで、木の根に掴まって登っていく。久しぶりの登山だった視覚障害者のMさんは、かなり苦しんで汗びっしょりだったが、それでも頑張って登り切った。 登り切るとしっかりとした登山道に出くわした。左手から右手に向かって登っている。左手から、途中で私たちを追い越した人たちが上がってくる。私たちは、どこかで道を間違って、近道?をしてしまったようだ。 傾斜が落ちたところで、学生たちにサポートを経験してもらう。この頃から、ぱらぱらと雨が降り出した。幸い樹林帯のため濡れずにすんだ。しばらくすると、青空が見え始めた。雨もすぐに止み、その後は降られることもなかった。 稜線に飛び出すと、そこは男坂と女坂の分岐だった。男坂に行ってみたが、岩場が濡れていて、つるつるのため、あきらめ女坂を行くことにする。ただ、立教のN先生は、学生たちに登らせたいということなので、先生の責任で登っていただく。Yちゃんは、歩くことより登ることが好きだと言って、登りたそうだったが、お母さんから止めてもらい、一緒に女坂を行く。 女坂のハードルのような階段を登り、山頂に到着した。しかし、男坂を登ってくるN先生たちが見あたらない。Aさんと数人で様子を見に行く。結構滑りやすく、厳しかったようだが、無事に到着してお昼タイムとする。山頂の標識前で記念写真を撮る。近くの武川岳などが見えていて、雨に当たらなかったことをみんなで喜び合う。 山頂を後にして、正丸峠に向かう。このころから、Yちゃんの独壇場だった。学生たちや参加者と、次から次へといろんな話をして、みんなを楽しませてくれる。この話し声は、正丸峠を過ぎ、正丸駅までとぎれることなく続いていた。 正丸峠からは国道299号を歩き、ガーデンハウスの手前で山道に入る。植林の中のみちは、木の根が出ていたが、大学生たちがサポートしてくれて、順調に下り、車道に飛び出した。 正丸駅で車で来たN先生と別れ、電車に乗り込む。ここでも、Yちゃんは学生たちと立ったまま、楽しい話に花を咲かせていた。今回は、Yちゃんや学生たちのおかげで、ものすごく明るい山行になりました。また次ぎに会える日を楽しみに、それぞれが家路につきました。 記:網干 |