湯ノ丸山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
6名
健常者
10名
1
平成18年1月21日〜22日 湯ノ丸山 合計 16名 会員外 障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:1/22 湯ノ丸ロッジ(9:15)…つつじ平(10:15,10:30)…
             湯ノ丸山(11:45,12:00)…つつじ平(12:10,12:55)…
             湯ノ丸ロッジ(13:40)
天候:
1/21 曇り
1/22 快晴後曇り

★1月21日
 土曜の朝、家を出る時は、雪がしんしんと降っていてみなさん無事に集まれるだろうかと心配だったが、寝坊した方を除いて、全員無事に集合した。高速バスで雪の中を走っていく。群馬県方面に来ると雪は止んでいた。碓氷峠付近からは、青空も一部見え始めた。

 小諸駅に、20分遅れで到着すると、寝坊した方がタクシーに乗っていて、みんなびっくり。新幹線は速いですね。小諸からジャンボタクシー2台に分譲して、地蔵峠に向かう。途中まで全く雪はなし。峠の近くでようやく雪が出てきた。湯ノ丸ロッジに着き、昼食をいただいて、スキー組とスノーシュー組に分かれて楽しむ。スノーシュー組は、足慣らしのために、リフトで上まで上がり、そこから樹林帯やリフトの下を歩いて下る。途中で、スキー組と会い、にぎやかな声がスキー場にこだました。

 ロッジに戻って、夜の部の始まり。歌あり踊りありの楽しい一時を過ごした。

★1月22日
 昨夜は、雪も舞ったようだが、朝食の頃には雪面に日が当たり、青空が広がっていた。今まで何度か来た湯ノ丸山だが、いつも天気が悪く、山頂からは何も見えなかった。今回ばかりは、360度の展望に期待が高まる。

 レンタルのスノーシューを履き、湿原を経由してつつじ平の鐘のところに上がるルートを取る。ヒガラがさえずり、大きなドラミングの音も聞こえた。積雪は、昨年より1mは少ないようだ。
 湿原からは、湯ノ丸山が白く輝いて見える。雪深いところも、スノーシューのおかげで全く潜らない。次第に傾斜を増す頃から前後の間隔が開いてきたが、つつじ平に全員到着。周囲は、樹氷が真っ青な空に映えて限りなく美しい。「来て良かった」という喜びの声が次々に上がる。

 つつじ平からは、山頂を目指すグループと少し上がって帰るグループに分かれて登り出す。少し上がるグループは、富士山が見えたところで引き返した。

 真っ青な空、真っ白な樹氷、四阿山から草津白根の山々、さらに上州や上越の山々までよく見える。振り返ると篭ノ登山がよく見え、さらに八ヶ岳と富士山、そして美ヶ原もよく見えている。急な登りが一段落すると、山頂はすぐそこだ。山頂は風が強く、先に着いたNさんとHさんは、岩陰に隠れてお茶を飲んでいたそうだ。
 山頂からは、360度の大展望。北アルプスは雲がかかり始めていたが、穂高連峰がわずかに分かった。乗鞍岳や中央アルプスもよく見えた。少し遅れて到着した人たちと、みんなで写真を撮って、寒くて長くはいられないため、早々に下山にかかる。
 スノーシューが不慣れなため、下りが苦手な人もいるため、歩き方を教えながら、慎重に下る。山頂直下のクラストした雪面を過ぎると、あとは危険は無く、どこでも自由に下れる。所々、シリセードを交えながら、下っていく。先に下った人たちは、つつじ平で、テルモスのお湯でココアやコーヒー、もずくスープなどを作って待っていてくれた。
 予定時間をオーバーしているため、湿原に着いた頃にタクシー会社とロッジに電話をする。午後の陽射しが、雪面に降り注ぎ、木々の陰とのコントラストが美しい。木々の周囲は、あたたかいため、雪が溶けて丸く沈んでいる。

 そんな風景を楽しみながら、全員ロッジに到着した。遅れた昼食をいただき、小諸駅の近くのホテルでお風呂に入って汗を流し、高速バスで東京に向かった。山に登っている間、あんなにすばらしい天気だったのに、すでに雪が舞い始めていた。

記:網干

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