川苔山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
3名
健常者
11名
1
平成18年5月28日 川苔山 合計 14名 会員外 障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:鳩ノ巣(9:50)…大根ノ山ノ神(10:55,11:05)…大ダワ(12:25,12:50)…
         舟井戸(14:15,14:45)…大根ノ山ノ神(17:00,17:10)…鳩ノ巣(18:00)
天候:
曇り

 今日は、朝のうち雨が残るものの、午前10時頃にはほぼ雨も上がり、昼からは青空も望めるだろうと、天気予報を信用して決行した。

 鳩ノ巣駅を出る頃、やや霧雨状だったが、歩き始めるとすぐそれもなくなり、一度も雨具を付ける必要がなかった。

 急なコンクリートの道を登り、シャガの咲き乱れる登山道を登っていく。足下には、雨に元気が出たのか、ヒルのような長細く気持ちの悪い虫が、長々と伸びて道を横切っている。踏まないように注意しながら登っていくと、大根ノ山ノ神に着く。ここから真っ直ぐに尾根上を行くコースを取る。急な登りを過ぎ、次の分岐で本仁田山へのコースを分けて、トラバース道を行く。
 このトラバースは、所々右側が切れているので、注意しながら進む。霧にけむる樹林帯の幻想的な風景を見ながら、Yちゃんと冗談を言いながら登っていく。トラバースを終えて着いた大ダワからは、尾根上のルートを取ることにする。真っ直ぐ登った方が早いと思ったが、このコースは、非常に急で岩と土のミックス帯。さらに切れ落ちた右側にルートが取られていて、スリップしたら大きな事故になるため、慎重に行動する。登山道もはっきりしない部分があり、谷側に外傾した細い足場を頼りに登っていく。この急な登りは3回続いた。3回目には、先に行ったHさんが下りてきて、ロープを出してサポートをしてくださった。Yちゃんは、YAさんにロープで結び合ってサポートしていただいた。

 苦労しながら舟井戸に着いたのが14時15分だった。先に登ったメンバーは、山頂を目指している。私たちは、ここで引き返すことにしたが、力のあるYAさんには、1人で山頂に行ってもらう。Hさんも後を追いかけ、山頂に到着したようだ。

 下りも時間がかかることが予想されるため先に下る。私はHさんのザックが心配なため、上からTさん、Nさんが下りてくるのを確認して、先に下ったメンバーを追いかけた。舟井戸からの下りはトラバース道を使ったため、危険な箇所はほとんどなかった。ただ、標高がなかなか下がらない。途中、斜面の下を見たら、カモシカが歩いていた。沢筋には、黄色いマンネングサの仲間、ヒメレンゲが咲いていた。フタリシズカやマムシグサを楽しみ、時折差し込む日の光に、感動しながら、ようやく大根ノ山ノ神に到着。登ってきた時、たくさんいたヒルは見つからなかった。

 疲れた体に鞭打って頑張って歩き、鳩ノ巣駅に18時到着。ここで解散とし、そばを食べるグループと、そのまま帰るグループに分かれた。お疲れさまでした。

記:網干

2006年度活動報告(山行)に戻る