帝釈山・田代山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者(視障)
2名
健常者
4名
1
平成18年6月25日 帝釈山・田代山 合計 6名 会員外 障害者
0名
健常者
0名
  コースタイム:猿倉登山口(6:40)…小田代(8:05,8:20)…田代山(8:40,9:15)…
         帝釈山(11:30,11:45)…猿倉登山口(14:00)
天候:
曇り一時雨

 湯の花温泉の茅葺き屋根の民宿「山楽」にタクシーに6時に来てもらって出発する。昨日より、雲が多く青空は望めそうにない。しかし、雨は大丈夫そうだ。

 猿倉登山口でタクシーを降り、登りはじめる。早速ラショウモンカズラが迎えてくれる。登山道の脇には、ミツバオウレンやマイヅルソウ、ゴゼンタチバナなどが咲いている。下りは少し滑りそうだが、しっかりと手入れをされた道を順調に登っていく。「ここが最後の水場」というところを過ぎ、しばらく同じような登りが続く。ベニサラサドウダンやムシカリも咲いている。木道が現れると、すぐに小田代だった。湿原には、ヒメシャクナゲやコイワカガミのピンク、タテヤマリンドウの紫、そして、チングルマやワタスゲの白がちりばめられて、美しさに歓声が上がる。

 さらに一登りで、広い湿原のある田代山に到着した。花々が咲き乱れる、その向こうには、会津駒ヶ岳だろうか雪を抱いた山々が見える。色とりどりの花の脇には、モウセンゴケが虫を捕まえている。よく見ると、モウセンゴケもなかなか美しい。

 いろんなお菓子をいただき大休止。ジュウイチが、すぐ近くで「私はここにいるよ」と訴えているように「ジュウイチジュウイチ」と鳴いている。ホトトギスも負けじと鳴いていた。

 田代山をあとにし、帝釈山に向かう。次々に現れる湿原に歓声を上げながら、あの世を歩いているようだと誰かの言葉。
 避難小屋を過ぎると残雪の上を少し歩く。その先からは、オサバグサの天下だった。行けども行けども、斜面一面を白く染めている。一つ一つの花は小さいけれど、無数の鮮やかな白色が目を惹く。

 しばらく歩き、湿地状になると、サンカヨウも咲いていた。白い花が手毬のようにまとまって咲き、大好きな花の一つだ。帝釈山まではなかなか遠い。そろそろ時間が気になりだしたが、山頂への岩道を頑張る。アズマシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、もう一種類のツツジは、ムラサキヤシオツツジだろうか? 足下にはイワナシがピンクの花を付けていた。

 予定時間をオーバーし、11時30分に帝釈山に到着。残念ながらガスって、何も見えない。時間がないので、さっと昼食を取り、そうそうに出発する。岩場の難所を過ぎたころ、雨が降り始めた。

 田代山へのトラバースにかかったころ、予約をしていたタクシーには連絡が取れないため、私が1人で先に下ることにした。もう難所を過ぎていることと、この先には危険なところがないので、Hさん、Tさん、Nさんにあとをお願いする。
 1人になって、先を急ぎ、猿倉登山口に14時に到着。5分後くらいにタクシーが来た。湯の花温泉まで戻って、一風呂浴びてみなさんを待つ。なかなか着かず、心配になったが、16時頃到着。このあと、温泉に入って、電車組は長い旅を楽しみました。

記:網干

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