伊予ヶ岳山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
1名
健常者
5名
1
平成19年3月11日 伊予ヶ岳 合計 7名 会員外 障害者
0名
健常者
1名
  コースタイム:天神郷バス停(10:20)…展望台(10:55,11:00)…伊予ヶ岳(11:20,11:30)…
         展望台(11:50,12:30)…富山(15:00,15:20)…岩井駅(16:15)
天候:
雨後曇り

 自宅を出る頃、雨が降っていたので、決行したことが失敗でなかったか心配だった。電車の中でも、次第に風雨が強まり、心配が増してくる。しかし、岩井駅に着いてウオーキングセンターの方の話をお聞きすると、「雨も大分弱くなってきたから、昼頃には晴れますよ」とのこと。この言葉に意を強くして、町営バスのトミーに乗り込む。

 天神郷バス停で下り、平群天神社の脇を登っていく。雨は霧雨状となり、ほぼ上がっている。テンナンショウの仲間がにょきにょきと伸びている。こんなにたくさん生えているのも珍しい。すでに実を付けていたものもあった。タチツボスミレもたくさん咲いていた。

 次第に急になる道を登ると展望台に到着した。残念ながらガスに巻かれて遠くが見えなかったが、麓の風景が望まれた。
 ここから上部を見ると、ロープが垂れ下がった岩場がある。最初だけで終わらず、次々に現れる急な岩場をロープや鎖を頼りに登っていく。雨上がりで滑りやすいので、慎重に登る。空が近づいてくると、山頂に飛び出した。左側(西側)は、すっぱりと切れ落ちている。飛び出した岩場に出てみると、高度感抜群だった。
 山頂で記念写真を撮影し、来た道を慎重に引き返す。日が差し始め、青空も見えるようになってきた。気持ちよい雨上がりの展望台で富山や海、房総の山々を見ながら昼食とする。
 今からバス停に戻っても、一つ前のバスには間に合わず、予定のバスまでは2時間も待たなければならない。そこで、富山方面に向かってみて、調子が良ければ富山も登ってしまおうということにした。山道を下り、案内板に従って富山を目指す。ナノハナ畑やホトケノザ、ヒメオドリコソウなどがたくさん咲いている。振り返ると房総のマッターホルンと呼ばれる伊予ヶ岳が、急峻な山容を見せていた。
 里の風景を楽しみながら、富山に登っていく。車でも登れる道を登っていくと、北峰と南峰のコルに出た。皇太子ご夫妻がお越しになったという看板を見て、北峰に向かう。展望台から、日が差し込み光り輝く海と大島を楽しむ。富士山は残念ながら見えなかったが、横須賀や三浦半島、遠く伊豆半島も見えていた。
 コルまで戻り、伏姫ノ籠窟経由で岩井駅に歩いて戻った。今日は、少人数ということもあり、予定をオーバーして富山まで歩き、充実した山行になった。帰りの車中から、茜色に染まった西空の下に、富士山がシルエットで浮かび上がっていた。

記:網干

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