子ども登山教室(燕岳)山行報告 |
NO. |
日付 |
山名 |
参加者 |
会員 | 障害者 | 1名 |
健常者 | 5名 |
1 |
平成19年7月3日〜5日 | 燕岳 | 合計 7名 | 会員外 (賛助員含む) |
障害者 | 0名 |
健常者 | 1名 |
コースタイム: 8/4 中房温泉(6:45)…第二ベンチ(7:55-8:05)…合戦小屋(10:25-10:50)…燕山荘(12:10) 8/5 燕山荘(4:05)…燕岳(4:35-4:50)…(北燕岳方面散策)…燕山荘(5:50-6:55)… 合戦小屋(7:55-8:05)…中房温泉(11:15) |
天候: 8/4 曇り一時雨 8/5 霧後晴れ |
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★8月3日 ★8月4日 第3ベンチまでは傾斜は少ないが、少し距離がある。そ第3ベンチからさらに急登を頑張ると、富士見ベンチに到着する。残念ながら富士山は見えなかった。富士見ベンチから少し上がると、合戦小屋に続く平坦な尾根になる。木の間越しに横通岳や東天井岳が、見えてくる。「合戦小屋まであと7分」さらにあと5分という看板を見送り、ようやく合戦小屋に到着した。美味しいスイカを半切れずつみんなでいただき、ゆっくりと休憩する。休憩中に荷物がケーブルにぶら下がって登ってきた。A君とYちゃんは興味津々だった。 小屋から、さらに登ると、次第に高山植物が多くなる。ウサギギク、エゾシオガマなどが咲き始める。登り着いた合戦沢の頭からは、これから向かう燕山荘や燕岳が見えてきた。北側には餓鬼岳が見え、東には今まで高く聳えていた有明山が低く見える。表銀座の縦走路と大天井岳もわずかだが雲の中から見えてきた。 ここから燕岳に続く道は、高山植物のお花畑だ。チングルマ、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、オオヒョウタンボク、コイワカガミなどが咲いている。ザレた登山道を通過し、やや尾根を巻き気味に登ると、燕山荘がひょっこりと現れる。山荘の下は、最高のお花畑だ。ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、ミヤマクワガタ、ミヤマトリカブト、テガタチドリ、ハクサンフウロなどが咲き乱れていた。山荘に12時10分に着いたが、雨が降ってきたので、今日の燕岳登頂はあきらめ、翌日の早朝、朝食前に登ることにする。 雨が止んだ頃、外に出てみたが、山荘の周囲にはコマクサがたくさん咲いていた。チシマギキョウも咲き、少し前に出たTさんはライチョウも見たという。A君もライチョウを見たがっていたが、残念ながら現れなかった。 ★8月5日 朝食前の4時5分に山荘を出発して、燕岳に向かう。山頂が近づくにつれて、またガスに巻かれてしまった。コマクサに溜まった露がライトに照らされて光っていることをNさんが教えてくれた。 山荘の前で記念写真を撮って、下山にかかる。次第に雲が切れ、青空が広がりはじめた。下山の道からも槍ヶ岳はなかなか顔を出さなかったが、青空に出会うとやっぱりうれしい。登ってくる人たちも大勢行き交ったが、順調に下山し、中房温泉に予定より15分遅れの11時15分に無事到着した。立寄の湯「湯原の湯」に浸かって、汗を流すことができた。 今回の子ども登山教室は、これで全日程を終了しました。高尾山から始まって、A君は、燕岳まで登り切ることができました。山が好きになって、今度や槍ヶ岳に登りたいという希望まで出てきました。S君は、最後は体調を崩して参加できなくなってしまいましたが、頑張ってはじめて経験する登山を楽しんでもらえたと思います。また、機会を見つけて、一緒に山に登ってみたいなと思います。 記:網干 |