★７月２８日
　今日は、白布温泉に移動するだけのため、東京を昼過ぎに発つ。集合に手間取り、バタバタしたが、無事につばさに乗車し、米沢に向かう。
　米沢からはバスで白布温泉に移動する。民宿の米沢牛の焼き肉が美味しかった。

★７月２９日
　夜半に雨が降り心配したが、朝は上がっていた。ただ、雲はどんよりと厚い。ロープウェイからリフトを乗り継いで高度を稼ぐ。リフトに乗っている途中で雨が降り出したので、雨具を付けて歩き始める。

　次々に登山者が追い越していくためなかなか進まない。歩きにくいこともあり、かもしか展望台に到着したのは９時５０分だった。歩き始めて４５分。コースタイムで２０分の所だった。ここからしばらくは木道が続き、歩きやすくなる。オトギリソウやミヤマリンドウ、ワタスゲなどが咲き、私たちを楽しませてくれる。池塘も美しい。
　水場を過ぎ、少し急な登りを頑張ると、梵天岩に到着した。大きな岩が積み重なっているため、慎重にサポートをしてもらい通過する。梵天岩を越え、一旦下ってから一登りで西吾妻山に到着した。ここで１２時４０分。時間がかかりすぎているため、昼食は早めに切り上げ出発する。

　西吾妻山小屋の脇を通過し、南側の斜面をトラバースして、西大嶺に向かう。斜面にはコバイケイソウやシナノキンバイが咲いていた。西大嶺到着が１４時３５分。予定タイムは大幅にオーバーしているが、あとは下るだけだと思っていた。
　ところが、この道も泥の付いた岩混じりの道で滑りやすい。視覚障害者の人たちには、特に歩きにくい道だった。１５時３０分頃、Ａさんから、ゴンドラリフトの最終が１６時のはずだという話が出て、私たちが着くのを待ってもらうよう交渉するということで、先に下っていただくことになった。
　ＴさんとＮさんが歩きにくさと疲れでペースが落ちてきたため、私はＩさんをサポートして、ペースを上げて先に下る。すでに１６時を過ぎているが、なかなか着かないため、Ｉさんに待っていてもらい、私は登り返して、Ｔさん、Ｎさんのサポートに回ることにする。その時、Ａさんから電話が入った。ゴンドラリフトの運転を１６時３０分まで待っていただけるとのことだった。しかし、その時間にも着けないため、もう少し待っていただけないかお願いしていただくことにした。
　私たちが着くまで運行を延長してくださるという了解を得て、ＡさんにはＩさんの所まで登り返してきていただくようお願いする。
　私は、後のグループと合流し、Ｔさんのサポートをして下る。Ｔさんと合流し、さらにＩさんとも合流して、やや急ぎ足で下る。ようやくゴンドラリフト乗り場が見えた。と同時に、激しい雨が降り出した。雨具の上は付けていたものの、着けていなかったズボンはあっという間にびしょぬれになってしまった。Ａさんは、雨具も着けずに、様子を見に来てくださり、全身びしょぬれだった。

　全員、ゴンドラリフト乗り場に到着し、運転をしてくださるみなさまにお礼を言って、乗せていただく。下の売店も開けていてくださった。ゴンドラリフトを動かしていただいたおかげで、大幅に予定が遅れながらも、無事に帰ることができ、大変感謝しています。タクシーも呼んでいただき、売店でお土産を購入させていただき、タクシーで猪苗代駅に向かった。

　今回は、予定が大幅に遅れ、グランデコスノーリゾートのみなさまに大変お世話になりました。ありがとうございました。

記：網干