雁ヶ腹摺山山行報告
NO.
日付
山名
参加者
会員 障害者
3名
健常者
9名
1
平成19年9月2日 雁ヶ腹摺山 合計 19名 会員外
(賛助員含む)
障害者
1名
健常者
6名
  コースタイム:大峠(10:40)…雁ヶ腹摺山(11:45-12:35)…白樺平(13:30-13:40)…
         金山峠(15:30-15:40)…金山鉱泉(17:30)
天候:
曇り

 車窓からは時々薄日が差していたが、タクシーで大峠近くに来るとガスの中になってしまった。ただ、ガスの中から山の稜線が見え、展望に期待が広がる。
 今回は、立教大学コミュニティ福祉学部の学生さんが3名参加してくださった。初参加の方も3名いて、普段の山行よりかなり平均年齢が低かった。大峠で自己紹介をして、登りはじめる。
 急で、なかなか険しい道だ。桟道などもあり、巻き気味に山頂に向かう。運動靴のため滑りやすいが、学生さんからもサポートを体験してもらう。山頂直下は草原となっていて、気持ちの良い場所だ。草原には、トリカブトやキオン、マルバダケブキなどが咲いていた。雲が多くあきらめていた富士山が、雲の上に顔を出してくれた。まさに「頭を雲の上に出し〜」だ。山頂では、500円札を持ってきたNさんが披露してくれた。雲の中には、お札のように多くの山並みが見えることでしょう。

 山頂を後にして、下山にかかる。登山道は危険なところはないが、とにかく滑りやすい。多くの人がしりもちをつき、ズボンが泥だらけになってしまった。しかし、霧が尾根を流れ、幻想的な風景を作り出している。白樺平で休憩し、登り尾根を下る。こちらもしばらくは歩きやすかったが、林道に下り立つ手前は、かなり滑りやすかった。

 林道を少し歩き、橋を渡ったところから金山峠への登りにかかる。ここは、コースタイム20分と書いてあるが、10分適度でたどり着いた。峠から沢に降りる道と尾根上を行く道に分かれるが、時間的に沢に降りる方が早いと思い、急な斜面につけられた登山道を下る。慎重に下ると、沢に下り立った。ホッと一息と思いきや、ここからが正念場だった。次ぎ次ぎに現れる滑りやすい丸太の橋を渡り返す。10回以上渡っただろうか? 朽ちた橋を避けて、沢を渡っていたら、Fさんが滑って転んでしまった。怪我などはないが、服をかなり濡らしてしまった。なかなか着かず、心細い登山道は、上に上がりはじめた。道は非常に細く、谷側は切れていて、道も傾斜している。ここが一番心配だったが、少し登ると、コンクリートで固めた斜面が見えたので、そこが林道であることが分かった。しかし、一番厳しい道を全員が無事に通過するまで、心配でならない。迎えに行こうと思ったが、すでに最後尾もすぐそこまで来ていて、全員が林道に下り立った。ホッと肩の荷が下り、金山鉱泉に向かう。

 金山鉱泉で、希望者が入浴し、タクシーを呼んでいただき、大月に向かった。登山経験が多くないサポーターの方にも、しっかりとサポートしていただき、無事に降りられたことに感謝しています。

記:網干

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